2010年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科

金属材料工学(Materials Engineering)[5G71]

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2単位
菱田 博俊 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 土、石、(青)銅を経て、現在は鉄器時代であり、将来も鉄器時代が続くと思われる。これは、地球の構成元素で鉄が最も多いからであると共に、鉄が安価で使い易いからである。一方では、大量生産型の鉄鋼プロセスは、小ロット多品種の現代にそぐわなくなりつつあり、岐路に直面している。
 本講座では、鉄等の金属が、どう生産され、どの様な特性を持ち、どの様に使われているかを学んで貰う。その上で、今後の金属材料利用の方向性を各自で持って貰えると良い。

<授業計画及び準備学習>
周辺知識を補強しながら、教科書に沿って講義を進める。
導入と地球創成と元素誕生(2時間程度)
金属と電子(1時間程度)
鉄鋼のプロセスと特性(3時間程度)
アルミ、銅、その他の金属(各1時間=合計3時間)
電磁特性、音響特性、良加工性に関する体験談(各1時間=合計3時間)
実際の塑性加工の体験談(1時間)

準備学習は、教科書を可能な範囲で予習する事。

<成績評価方法及び水準>
毎時間、最初に、知識チェック(テストではない!)を実施する。 ⇒ 2点×13回=26点満点。
毎時間、最後に、視聴覚トレーニングを実施する。これを受けると1点、内容がしっかりしていると+1点。 ⇒ 2点×13回=26点満点。
14時間目に試験を実施する。 ⇒ 満点28点。
15時間目を補習または予備講義日とする。

合計100点で評価する。

<教科書>
渡辺義見・他3名:図でよくわかる機械材料学, コロナ社.

<参考書>
佐々木雅人:機械材料入門, 機械工学入門シリーズ, 理工学社.

<オフィスアワー>
基本的には、以下を予定。
月曜日、火曜日、木曜日、金曜日は新宿。
水曜日は八王子。
不在時には、メールで問い合わせに対応する。

<学生へのメッセージ>
かつて鉄鋼製造現場にいたので、なるべく生々しい現実の世界の話をしたいと思います。元素見本や原子創成の秘密TVR等、この講義でしか見られない物がありますので、お楽しみに!

<参考ホームページアドレス>
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/8274/akio9.htm

 

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