2010年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科
金属材料工学(Materials Engineering)[5G71]
2単位 菱田 博俊 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 土、石、(青)銅を経て、現在は鉄器時代であり、将来も鉄器時代が続くと思われる。これは、地球の構成元素で鉄が最も多いからであると共に、鉄が安価で使い易いからである。一方では、大量生産型の鉄鋼プロセスは、小ロット多品種の現代にそぐわなくなりつつあり、岐路に直面している。
本講座では、鉄等の金属が、どう生産され、どの様な特性を持ち、どの様に使われているかを学んで貰う。その上で、今後の金属材料利用の方向性を各自で持って貰えると良い。
- <授業計画及び準備学習>
- 周辺知識を補強しながら、教科書に沿って講義を進める。
導入と地球創成と元素誕生(2時間程度) 金属と電子(1時間程度) 鉄鋼のプロセスと特性(3時間程度) アルミ、銅、その他の金属(各1時間=合計3時間) 電磁特性、音響特性、良加工性に関する体験談(各1時間=合計3時間) 実際の塑性加工の体験談(1時間)
準備学習は、教科書を可能な範囲で予習する事。
- <成績評価方法及び水準>
- 毎時間、最初に、知識チェック(テストではない!)を実施する。 ⇒ 2点×13回=26点満点。
毎時間、最後に、視聴覚トレーニングを実施する。これを受けると1点、内容がしっかりしていると+1点。 ⇒ 2点×13回=26点満点。 14時間目に試験を実施する。 ⇒ 満点28点。 15時間目を補習または予備講義日とする。
合計100点で評価する。
- <教科書>
- 渡辺義見・他3名:図でよくわかる機械材料学, コロナ社.
- <参考書>
- 佐々木雅人:機械材料入門, 機械工学入門シリーズ, 理工学社.
- <オフィスアワー>
- 基本的には、以下を予定。
月曜日、火曜日、木曜日、金曜日は新宿。 水曜日は八王子。 不在時には、メールで問い合わせに対応する。
- <学生へのメッセージ>
- かつて鉄鋼製造現場にいたので、なるべく生々しい現実の世界の話をしたいと思います。元素見本や原子創成の秘密TVR等、この講義でしか見られない物がありますので、お楽しみに!
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/8274/akio9.htm
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