2010年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科

管理会計学(Managerial Accounting)[1F76]

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2単位
志村  正 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
総じて、会社の業績をどのようにすれば向上させることができるかのヒントを与える情報を問題とする。どんなに売れる製品を作ったり売ったりしても、そのコストを知らなければもうかっているのかどうか分からない。コストを引き下げねばならないとき、どのコストに注目すればよいのか、また、利益を上げていくにはどの製品や販売地域に重点を置いたらよいかを知る必要がある。管理会計はこうした要求に応えようとする概念と技法の体系である。そうした会計感覚を養うことが授業のねらいである。
具体的な達成目標は以下の通りである。
1.会計の仕組みと特徴を理解する。
2.企業の業績測定の仕方を理解する。
3.管理会計情報の重要性を理解する。
4.管理会計の基礎概念と技法を習得する。

<授業計画及び準備学習>
第1週  会計と会計情報について
第2週  簿記の仕組み
第3週  財務諸表について
第4週  財務指標の計算 
第5週  原価と原価計算について
第6週  管理会計とは
第7週  利益計画と損益分岐点分析
第8週  製品組み合わせ問題
第9週  企業組織と業績評価(1)
第10週  企業組織と業績評価(2),バランスト・スコアカード
第11週  標準原価管理
第12週  原価企画,活動基準原価管理
第13週  意思決定問題と管理会計
第14週  設備投資の経済性計算
第15週  定期試験 

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験と小テストの合計が60点以上を合格とする。なお、その比重は定期試験80対小テスト20とする。毎回小テストを行う。

<教科書>
「管理会計テキスト」志村正・上条秀三他著,東京経済情報出版

<参考書>
特に指定しない

<オフィスアワー>
授業開始の15分前。その他はメールで受け付ける。メールアドレスはshimura@shonan.bunkyo.ac.jp

<学生へのメッセージ>
会計にはじめて接する学生が多いと思うので、初歩からできるだけ分かりやすく講義するつもりであるが、そのためには毎回遅刻せずに講義に出ていただくことが必須である。

<参考ホームページアドレス>
http://www.bunkyo.ac.jp/~shimura

 

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