2010年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

情報倫理(Information Ethics)[3A16]

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2単位
林  真理 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 この授業では、情報倫理学の立場から、情報にかかわる様々な倫理的問題を取り上げます。情報倫理学は、倫理学の応用分野の1つです。情報化社会、ネット社会において問題になる(であろう)ことと関係する、この分野における基本的な知識を身につけることが目標です。実際に起こったできごと、具体的な事例などをもとに考えていきます。さまざまな問題に関して、自分なりに考察し、意見をもてるようになることが大切です。

<授業計画及び準備学習>
授業計画
1. 情報化がもたらす様々な社会的問題
2. 倫理の前に:常識・マナー・エチケット(1)
3. 倫理の前に:常識・マナー・エチケット(2)
4. 情報リテラシー(1)
5. 情報リテラシー(2)
6. 有害情報と社会
7. 個人情報・プライバシー情報の倫理(1)
8. 個人情報・プライバシー情報の倫理(2)
9. 監視社会という問題
10. バーチャルリアリティと倫理
11. ニューロエシックスの諸問題
12. 情報と知的財産
13. 情報技術開発と倫理
14. 公共哲学と情報社会
15. まとめの学習
準備学習
次週までに提出するレポート課題をこなすこと。

<成績評価方法及び水準>
 ほぼ毎回、授業内容と関連したレポートを課します。その合計点を成績評価とします。

<教科書>
なし。プリントを配布します。

<参考書>
授業中に指示します。

<オフィスアワー>
前期は月曜2限(10:40-12:10)、後期は木曜5限(16:20-17:50)。新宿キャンパス27F2774室

<学生へのメッセージ>
 すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。

<参考ホームページアドレス>
http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/

 

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