2010年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

オートマトンと形式言語(Automata and Formal Languages)[5C15]

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2単位
建石 由佳 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
生成文法・形式言語・オートマトン理論の概要を理解する

<授業計画及び準備学習>
1数学の基礎知識の確認
 準備学習:教科書第1章の内容を理解しておく
2オートマトン理論・計算量理論の概要(1:形式言語とは、オートマトンとは、チョムスキーの階層、オートマトンと言語のクラス)
 準備学習:()内に挙げたキーワードについて調べておく
3オートマトン理論・計算量理論の概要(2:チューリング機械と計算量、PとNP)
 準備学習:()内に挙げたキーワードについて調べておく
4決定性有限オートマトン
 準備学習:教科書第2.1節に目を通し、疑問点を整理しておく
5非決定性有限オートマトン
 準備学習:教科書第2.2および2.3節に目を通し、疑問点を整理しておく
6正則表現(正規表現)
 準備学習:教科書第2.4節に目を通し、疑問点を整理しておく
7正則性と正則言語の演算
 準備学習:教科書第2.5および2.6節に目を通し、疑問点を整理しておく
8状態数最小化問題
 準備学習:教科書第2.7節に目を通し、疑問点を整理しておく
9教科書第2章の演習
 準備学習:教科書52ページから66ページの演習問題(★のつかないもの)を解いておく
10文脈自由言語と構文解析
 準備学習:教科書第3.1および3.2節に目を通し、疑問点を整理しておく
11文脈自由言語の演算とチョムスキー標準形
 準備学習:教科書第3.5から3.7節に目を通し、疑問点を整理しておく
12プッシュダウンオートマトン
 準備学習:教科書第3.3および3.4節に目を通し、疑問点を整理しておく
13プッシュダウンオートマトンと決定性
 準備学習:教科書第3.8節に目を通し、疑問点を整理しておく
14教科書第3章の演習
 準備学習:教科書111ページから120ページの演習問題(★のつかないもの)を解いておく
15学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習

<成績評価方法及び水準>
試験による
100点満点換算で60点以上で合格とする
授業中の演習問題の回答状況により加点することがある
授業態度が悪い場合は減点することがある

<教科書>
E. キンバーほか 著「計算論への入門--オートマトン・言語理論・チューリング機械--」ピアソン・エデュケーション

<参考書>
J. ホップクロフト ほか 著 「オートマトン言語理論 計算論〈1〉」サイエンス社

<オフィスアワー>
事前にメール等で連絡してください

<学生へのメッセージ>
・集合と写像
・数列
・同値関係
・グラフと部分グラフ、有向グラフ
・帰納的定義と数学的帰納法による証明
の知識は必須です。

2年生で先行履修を希望する場合は
・情報数学I、IIの単位を取得しておくこと。
・離散数学を並行して履修すること。
3年生以上の学生は上記科目の単位を取得しておくこと。

 

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