2010年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

並列計算システム(Parallel Computing Systems)[2C19]

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2単位
藤井 昭宏 講師  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
現在広く普及している並列計算環境のしくみと,そのような環境の利用方法である並列計算技術の基礎を学ぶ.

簡単なプログラムを,共有メモリ環境上でも分散メモリ環境上でも並列化できることを講義の達成目標としている.

<授業計画及び準備学習>
授業計画
1.並列処理の必要性,評価指標
2.並列性処理の基礎的なパターン
3.共有メモリ型の並列処理
4.マルチスレッドプログラミング
5.排他制御
6.マルチスレッドプログラム例題
7.OpenMPの書き方
8.OpenMPプログラム例題
9.分散メモリ型の並列処理
10.MPIの利用法
11.MPIに関する例題
12.並列プログラムの実践1
13.並列プログラムの実践2
14.並列プログラムの実践3
15.期末試験

<成績評価方法及び水準>
試験とレポート課題をあわせて評価する.

<教科書>
特定の教科書は指定しない.

<参考書>
PARALLEL PROGRAMING in C with MPI and OpenMP http://item.rakuten.co.jp/book/4546776/
マルチコアCPUのための並列プログラミング(秀和システム)

<オフィスアワー>
授業中,もしくは授業後に質問してください.

<学生へのメッセージ>
この講義の科目名は「並列計算システム」(情報学部)と「計算機ネットワーク」(情報工学科)という二つの名前を持っているが,ネットワークに関連する基礎知識は扱わない.通信やネットワークに関連する講義を学びたい人は,コンピュータ科学科2年の情報ネットワーク論を履修するようにしてください.

 

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