2010年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
データマイニング(Data Mining)[1A14]
2単位 高間 康史 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 大規模データの収集・蓄積が容易になった現在,収集した情報を無駄にせず,いかに活用するかが様々な分野において重要な課題となっている.データマイニングとは,大規模データの活用に関する技術であり,医学などの専門分野から,マーケティングなどのビジネス応用まで幅広く利用されている.この授業では,データマイニングについて,その考え方及び代表的な手法について理解する.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス,データマイニングとは
準備学習:教科書1.1〜1.3を読んでおくこと 2. データマイニングの対象 準備学習:教科書1.4〜1.6を読んでおくこと 3. 相関ルール(基本的考え方,Apriori) 準備学習:教科書2.1〜2.3を読んでおくこと 4. 相関ルール(飽和集合,興味深さの指標) 準備学習:前回の復習を行い,教科書2.4〜2.6を読んでおくこと 5. 数値相関ルール 準備学習:相関ルールについて復習し,教科書3を読んでおくこと 6. 分類モデル 準備学習:教科書4.1〜4.3を読んでおくこと 7. 決定木(基本アルゴリズム) 準備学習:前回の復習を行い,教科書5.1〜5.2を読んでおくこと 8. 決定木(枝刈り) 準備学習:前回の復習を行い,教科書5.3〜5.4を読んでおくこと 9. ベイズ分類,ニューラルネットワーク 準備学習:教科書6.1〜6.2を読んでおくこと 10. サポートベクターマシン,数値予測モデル 準備学習:教科書6.3〜7.1を読んでおくこと 11. クラスタリング(k-means) 準備学習:教科書8.1〜8.2.1を読んでおくこと 12. クラスタリング(階層的クラスタリング) 準備学習:前回の復習を行い,教科書8.2.2を読んでおくこと 13. 応用事例(相関ルール分析) 準備学習:教科書9.1を読んでおくこと 14. 応用事例(その他の応用) 準備学習:教科書9.2〜9.3を読んでおくこと 15. 学習成果の確認(試験) 準備学習:前回までの総復習を行う事
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で最終成績を評価し,60点以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 加藤,羽室,矢田:データマイニングとその応用,朝倉書店(ISBN978-4-254-27552-0)
- <参考書>
- 元田,津本,山口,沼尾:データマイニングの基礎,オーム社(ISBN4-274-20348-4)
- <オフィスアワー>
- 非常勤講師のため,できるだけ講義の際に質問してください.
電子メール:ytakama@sd.tmu.ac.jp ※講義名・学籍番号・氏名を忘れずに記載すること.
- <学生へのメッセージ>
- データマイニングは,理論的な理解をすることも重要ですが,ツール(データ解析の手段)としても知っておくと将来役に立ちます.どんな事に利用できるか,といった応用面も意識しながら学んでください.
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