2010年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

オブジェクト指向プログラミング(Object-oriented Programming)[2272]

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2単位
山崎 浩之 講師  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 Javaの講習を通して、オブジェクト指向プログラミングの考え方を解説する。プログラミング言語としてのJavaはC++と比較した場合、ポインタ演算や多重継承などの強力で危険な機能はサポートしていない反面、ライブラリには使いやすいクラスが豊富に提供されている。この授業では、Cの基礎を修得済みの学生を対象とし、文法機能やライブラリのオブジェクト指向的な特徴を活かしたJavaプログラムの作り方を指導する。

<授業計画及び準備学習>
<Javaとは何か>
 ○ プログラミング言語の歴史
 ○ Java言語とJava仮想機械
 ○ JavaとCの共通点・違い
<オブジェクトとクラス>
 ○ オブジェクトの生成
 ○ メソッド呼び出し
 ○ メソッドのオーバーロード
 ○ インスタンス変数
 ○ クラス変数とクラスメソッド
<処理手順の記述>
 ○ 流れ制御
 ○ 配列
 ○ プリミティブと演算子
<クラスの作成>
 ○ メソッドの追加
 ○ コンストラクタ
 ○ メソッドのオーバーライド
 ○ 抽象クラス・インターフェイス
 ○ ポリモーフィズム
<その他の機能>
 ○ 例外
 ○ スレッド
 ○ グラフィックス
 ○ イベント
 ○ I/O
 ○ TCP/IP通信
 ○ コレクション

<成績評価方法及び水準>
筆記試験・演習のレポート(プログラミングの提出課題)・出席状況から総合的に評価する。

<教科書>
「すべての人のためのJavaプログラミング 第2版」立木秀樹、有賀妙子著(共立出版)

<オフィスアワー>
新宿 A-1476 火-金 16:30〜18:30
メールでの対応も可(ct10634@ns.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
授業で扱ったプログラムを自分で考えてどんどん変更・改造してみましょう。与えられたサンプルが動くのは当たり前で、それだけでは自分の力にはなりません。

 

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