2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

熱力学II(Thermodynamics II)[4273]

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2単位
角田 敏一 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
熱力学は,物性論,化学反応論,燃焼科学,内燃機関,推進工学など基礎から応用にわたる幅広い理工学分野の基盤となる学問である.本講では,オットーサイクルおよびディーゼルサイクルを含むガスサイクル,燃焼ガスの組成と火炎温度,化学平衡,音速,気体の流動,蒸気の性質および状態量,相変化,ランキンサイクルに代表される気液サイクルなどに関連する事項の習得を目指す.

<授業計画及び準備学習>
1.オットーサイクル,ディーゼルサイクル
   準備学習:教科書97〜105ページを読んで理解しておくこと.
2.サバテサイクル
   準備学習:教科書105〜108ページを読んで理解しておくこと.
3.ブレイトンサイクル,スターリングサイクル,エリクソンサイクル,実サイクル
   準備学習:教科書109〜119ページを読んで理解しておくこと.
4.燃焼ガスの組成
   準備学習:教科書121〜124ページを読んで理解しておくこと.
5.反応熱,燃焼ガス温度   
   準備学習:教科書124〜132ページを読んで理解しておくこと.
6.化学平衡,燃焼ガス組成と温度 
   準備学習:教科書133〜140ページを読んで理解しておくこと.
7.1次元定常流れの基礎式 
   準備学習:教科書143〜146ページを読んで理解しておくこと.
8.音速とマッハ数,断熱流れ 
   準備学習:教科書146〜152ページを読んで理解しておくこと.
9.ノズル内の流れ 
   準備学習:教科書152〜160ページを読んで理解しておくこと. 
10.純粋物質の性質  
   準備学習:教科書163〜171ページを読んで理解しておくこと.
11.蒸気の状態量   
   準備学習:教科書171〜181ページを読んで理解しておくこと. 
12.蒸気の状態変化  
   準備学習:教科書182〜189ページを読んで理解しておくこと.  
13.湿り蒸気  
   準備学習:教科書189〜196ページを読んで理解しておくこと.   
14.基準サイクル 
   準備学習:教科書196〜209ページを読んで理解しておくこと. 
15.学習成果の確認(試験)
   準備学習:前回までの総復習を行うこと.

<成績評価方法及び水準>
定期拭験の成績を評価し,60点以上を合格とする.ただし,4回以上欠席したものは履修放棄とみなし成績評価は行わない.

<教科書>
「工業熱力学・基礎編」 河野通方ほか監修 東京大学出版会

<参考書>
「機械技術者のための熱力学」 熱力学教育研究会編 産業図書

<オフィスアワー>
講義期間中の講義後の教室または同一時間帯の非常勤講師室

<学生へのメッセージ>
熱力学を理解するためには,教科書および参考書を精読するとともに講義に出席することにより,少しずつ着実な努力を積み重ねて熱力学に慣れ親しむことが重要だと思います.

 

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