2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
創造工学I(Engineering of Creation I)[3A13]
2単位 飯野 謙次 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 新しい技術を生み出す“創造”は、自然発生的に生まれるものではない。創造を実現するためには、解決したい課題を設定し、制約条件を明確にし、課題解決を行い、実現する。この一連の過程を図式的に表現する方法が思考展開図である。思考展開図を利用すると考えをまとめ、より良い“創造”に考えを収束させることができる。創造工学Iでは、この手法を学び、課題を選択してその解決を考え、その内容を発表する。後期の創造工学IIでは、創造工学Iの課題解決の模型を作成し、発表する。
- <授業計画及び準備学習>
- A.創造学のすすめ
1.技術の獲得 2.設計手順と設計者の頭の中 3.「わかる」とはどういうことか 4.物事を見るのに必要な視点 5.「決める」とはどういうことか 6.創造設計原理 7.着想をまとめる 8.思考展開図の性質 9.考えを作る 10.「考えを作る」具体例 11.設計能力を高める 12.創造的設計の支援
準備学習は特にない。
- <成績評価方法及び水準>
- 出席 30%
小課題 25% 最終課題報告書 30% 最終発表 15%
- <教科書>
- 「技術の創造と設計」畑村洋太郎、岩波書店
- <参考書>
- 「だから失敗は起こる」畑村洋太郎、NHK出版
- <オフィスアワー>
- 授業終了後、教室で、もしくは e-mail でアポイントを取る
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