2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
国際化と異文化理解(Globalization and Understanding of Foreign Culture)[4572]
2単位 住家 正芳 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 現在、我々の身のまわりでは、さまざまな情報や物、そして人々が、かつてなかった規模で移動し、日々触れあっている。そのような中で、「文化」もまた、さまざまなかたちで出会い、融合し、時には反発している。
この授業では、主に映像作品をもとにして、そのような現代社会の現実を理解することを目指す。そのための基礎として、日本の近代への西洋文化・思想の影響、アジア諸国との関わりをまず学ぶ。そして、現代につながるさまざまな問題について考えることによって、国際感覚と問題解決能力を養う。また、文章による表現能力やプレゼンテーションの技術を身につけるため、レポート作成の指導を行う。
以下3点を学習の目標とする。 1)現代社会でさまざまな文化が相互に影響し合い、変化していることについて知見を広める。 2)異文化との接触や人々の交流がもたらす問題について考え、自分なりの意見をまとめる能力を身につける。 3)レポート作成を通じて、情報の集め方や使い方を学び、他の人がわかるように表現する能力を習得する。
(JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」 (E)コミュニケーション能力と国際感覚の習得:◎ (A)多面的な視点から考える能力:○
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 【導入】ワールドカップを考える
第2回 【グローバル化する世界】食べ物はどこから来るのか。 第3回 【レポート指導1】文章で表現するために 第4回 【日本の近代とアジア1】西洋文化・思想の影響 第5回 【日本の近代とアジア2】中国から見た日本 第6回 【日本の近代とアジア3】日本と朝鮮半島 第7回 【人の交流と文化1】日本で暮らす外国籍の人々 第8回 【人の交流と文化2】日本で暮らす外国籍の人々(つづき) 第9回 【レポート指導2】資料の探し方・使い方 第10回 【ひろがる文化】ポピュラーミュージックの系譜 第11回 【つくられる文化】観光化とイメージ形成 第12回 【レポート指導3】レポートの作り方・見せ方 第13回 【せめぎあう文化】これからの世界 第14回 【レポート指導4】自己表現としてのプレゼンテーション 第15回 学習成果の確認(レポート課題作成)
- <成績評価方法及び水準>
- 講義中の小レポート(合計40点)と学期末のレポート(60点)で判断し、あわせて60点以上の者に単位を認める。
- <オフィスアワー>
- 講義後、教室で
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