2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

Engineering Design and Mach ining B[6210]

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1単位
山名  徹 特任教授  
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塩見 誠規 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
「モノづくり」の基準となる製図法を習得し、設計力と読図力の基礎を身につける。
1.E.D.M.A.に続き、立体の投影図を通じて空間的、立体的観念を養成する。
2.機械要素と製図の基礎及び表示ルールを習得する。
3.手書き製図演習により基礎的な製図技術を身に付け、製品を図面で表現する能力を養成する。
4.図面から製品の立体スケッチ(ポンチ絵)を描き、読図能力と立体構成能力を養成する。

(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」基礎工学・専門工学の知識(C):○ 創造力の習得(D):○ 
           デザイン能力とマネジメント能力(F):◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力(d)の(1):○ (d)の(2)のc)d)(e):◎

<授業計画及び準備学習>
授業毎前半を機械要素・製図法等の講義、後半に製図演習を行う。(8のみ現場演習)
1.ガイダンス、図面の機能、目的と特質、規格、様式
 ・9/11 03-206製図演習室         予習:教科書の図面の機能を読む
2.線の種類と表示法、図形の表し方 ・演習「線種と立体図」
 ・9/18 復習:演習の線種と立体図を完成させる  予習:教科書の寸法表示(1)を読む
3.寸法表示(1) ・演習「溝孔付立体図」
 ・9/25  復習:演習の溝孔付立体図を完成させる  予習:教科書の寸法表示(2)を読む
4.寸法表示(2) ・演習「段付きシャフト」
 ・10/2 復習:演習の段付きシャフトを完成させる 予習:教科書の公差とはめあいを読む
5.公差とはめあい ・演習「ピンとブッシュ」
 ・10/16 復習:演習のピンとブッシュを完成させる 予習:教科書の幾何公差を読む
6.幾何公差 ・演習「はめあい見本」
 ・10/23 復習:演習のはめあい見本を完成させる  予習:教科書の表面性状を読む
7.表面性状 ・演習「面粗さ見本」
 ・10/30 復習:演習の面粗さ見本を完成させる 予習:配布のECPセンター講習プリントを読む
8.加工機械、測定、現物観察と図面対比(ECPセンター)・演習「レポート」
 ・11/6 復習:ECPセンター講習レポートを完成させる  予習:教科書のねじの図面を読む
9.ねじの図面 ・演習「六角ボルトと六角ナット」
 ・11/13 復習:演習の六角ボルトナットを完成させる  予習:教科書の歯車、ばねを読む
10.歯車、ばね ・演習「歯車」
 ・11/20 復習:演習の歯車を完成させる      予習:教科書の軸受け、溶接、材料を読む
11.軸受け、溶接、材料 ・演習「軸受け」
 ・11/27 復習:演習の軸受けを完成させる    予習:教科書の3DCADの導入、技術者倫理を読む
12.3D CADの導入、技術者の倫理
 ・12/4 復習:演習図面に遅れが有れば完成させる 予習:教科書全体を読み直す
13.学習成果の確認(1) ・最終製図課題
 ・12/11 復習:製図内容を教科書で見直す     予習:製図課題の立体スケッチを描く
14.学習成果の確認(2) ・最終製図課題
 ・12/18 復習:製図内容を教科書で見直す     予習:教科書の技術者の倫理を読み直す
15.技術者倫理の実際・課題「レポート」
 ・1/22  復習:技術者の倫理について改めて深く考える

<成績評価方法及び水準>
1)授業毎の演習製図とレポート計10回×各10点×2=200点-遅刻(10分毎1点)欠席(1回毎10点)減点、
2)最終製図課題100点、3)技術者倫理レポート100点、合計400点÷4=60点以上を合格とする。

<教科書>
Engineering Design Machining(E.D.M.B)(製本テキスト)

<参考書>
JISにもとづく標準機械製図集:大柳、蓮見共著(理工学社)
工学基礎 図学と製図:磯田、鈴木共著(サイエンス社)
機械製図マニュアル:日本規格協会

<オフィスアワー>
金曜日5時限、土曜日1時限、これ以外にも在室時いつでも可(八王子犬目校舎2-110室)

<学生へのメッセージ>
図面は、エンジニアにとって「モノづくり」世界共通の表現法です。
CADの進歩普及により作図の効率化は進みましたが、鉛筆で自分の頭の中(企画構想)を見える化
(図面化)できる事が設計者に求められます。製図のルールを習得し、立体を平面図に、また
平面図から立体形状をイメージできる力を身につけて、エンジニアにとって最大の喜びである
「無から有を生み出す」表現法を学んでください。

<備考>
授業履修のために、コンパス、シャープペン(0.5と0.3のB芯)、消しゴム、字消し板、
円テンプレート、ドラフティングテープ、中心器、はけの持参が必要です。
ドラフターを使用するため、定規、三角定規は不要です。

 

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