2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
○Statics and Dynamics II[3118]
3単位 中島 幸雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- グローバルエンジニアリング学部の学生として、世界の共通語である英語の力学用語を使いこなせるようになるために、英語の教科書を使用する。今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学に関わる基礎事項について「Statics and Dynamics I」の理解を深めてさらに発展させる。本科目は大学1年生時に今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学の基礎知識を身につけることをねらいとする。
以下に具体的な達成目標を示す。 1)運動方程式を使った定式化を理解する。 2)仕事と運動エネルギー、ポテンシャルの概念を理解する。 3)衝突を含んだ力学の定式化を理解する。 4)剛体の運動と慣性モーメントの計算法を理解する。 5)汎用的な定式化の方法を理解する。
(前提となる基礎知識と修得後の展開) 本科目では、「Statics and Dynamics I」履修程度の知識を前提とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週(9/15/10):Force, mass and acceleration, Newton’s second law
第2週(9/22/10):Force, mass and acceleration, Newton’s second law (continued) 第3週(9/29/10):Energy method 第4週(10/06/10):Conservation of energy 第5週(10/13/10):Momentum method 第6週(10/20/10):impacts 第7週(10/27/10):1限目−Review 2限目−Midterm Exam【範囲 第6週(10/20/10)の授業まで】 第8週(11/10/10):Mass flow and fluid force 第9週(11/17/10):Planar kinematics of rigid bodies 第10週(11/24/10):Instantaneous centers, General motions 第11週(12/01/10):Two-dimensional dynamics of rigid bodies 第12週(12/08/10):Advanced formulation(プリント配布) 第13週(12/15/10):Advanced formulation(continued) (プリント配布) 第14週(12/22/10):Reviews 第15週(1/12/11):Final Exam No.1(Final Exam No2 during Exam duration)
- <成績評価方法及び水準>
- 期末テスト(Final Exam、通常2回*):40%
中間テスト(Midterm Exam):40% 宿題(homework)**:20% その他評価項目―授業への貢献(contribution):良い質問など授業を円滑に進める上での貢献 上記合計(中間+期末+宿題)が60点未満の時のみ最高10%を考慮、 ただし合計点は60点をこえること *) 2回の期末(授業の最後+通常の期末試験期間)は未達者の習熟度を再評価するために実施 **)宿題の遅延提出は認めない
- <教科書>
- Statics and Dynamics (生協で購入のこと)
- <参考書>
- −「工学のための力学」 ベアー/ジョンストン、ブレイン図書出版、508.R41(図書館)
−「よくわかる工業数学」 萩原義彦、501.H14ア(図書館) −「詳細 工業力学」 入江敏博、理工学社(生協) −Engineering Mechanics: Statics & Dynamics (5th Edition)、Bedford and Fowler、Prentice Hall
- <オフィスアワー>
- オフィスアワー、連絡先等は決定しだい掲載する
- <学生へのメッセージ>
- 力学の基本的な事柄をしっかり理解しあらゆる場面で応用が利くようにすることがポイントです。外国の人は「なぜこんな簡単なことを質問するの?」と思われることでも、平気で質問します。グローバルエンジニアには質問力も重要ですので、わからないことは授業中に質問するか学習支援センターで解決してください。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」 と祖母が良く言っていたのを思い出します。
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