2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

Statics and Dynamics I[3117]

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3単位
中島 幸雄 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
グローバルエンジニアリング学部の学生として、世界の共通語である英語の力学用語を使いこなせるようになるために、英語の教科書を使用する。本科目は大学1年生時に今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学の基礎知識を身につけることをねらいとする。入学時の到達度差に配慮して、高校物理程度の基本的な事項からはじめるが、最終的にはより理論的で厳密な内容も取り扱う。講義を通して工学関連の諸力学の土台作ることが目標である。
以下に具体的な達成目標を示す。
1)各種物理量と単位系、ベクトル量の取り扱いを理解する。
2)Free body diagramを描くことができる。
3)つりあい条件を理解し、適用できる。
4)動力学を理解する。
5)質点系のモデル、回転系の力学を理解する。

(前提となる基礎知識と修得後の展開)
授業を理解するためには、高校物理I程度の内容を身につけておくことが望ましい。高校で物理を履修していない場合は、学習支援センターの基礎講座と個別指導を最大限利用すること。本科目を修得することで、より高度な工学系各学科の専門科目を履修する準備ができたことになる。

<授業計画及び準備学習>
第1週(4/14/10):Explanation of contents of the course, Newton’s law, Unit, Mass and force, Scalar/Vector
第2週(4/21/10):Cartesian components, Vector analysis
第3週(4/28/10):Statics: Forces, Free body diagram
第4週(5/12/10):Moment
第5週(5/19/10):Equilibrium equations (force and moment)
第6週(5/26/10):Structure in equilibrium (Trusses, Joints, Frames and Machines)
第7週(6/02/10):1限目−Review
2限目−Midterm Exam【範囲 第6週(5/26/10)の授業まで】
第8週(6/09/10):Centroids and center of mass
第9週(6/16/10):Dynamics−Motion of points (kinematics)
第10週(6/23/10):Acceleration in various forms
第11週(6/30/10):Acceleration in various forms (continued)
第12週(7/07/10):Rotating unit vector, tangent and normal components dynamics
第13週(7/14/10):Polar/cylindrical coordinates (kinematics), Relative motion
第14週(7/21/10):Reviews
第15週(7/28/10):Final Exam No.1(Final Exam No2 during Exam duration)

<成績評価方法及び水準>
期末テスト(Final Exam、通常2回*):40%
中間テスト(Midterm Exam):40%
宿題(homework)**:20%
その他評価項目―授業への貢献(contribution):良い質問など授業を円滑に進める上での貢献
上記合計(中間+期末+宿題)が60点未満の時のみ最高10%を考慮、
ただし合計点は60点をこえること
*)  2回の期末(授業の最後+通常の期末試験期間)は未達者の習熟度を再評価するために実施
**)宿題の遅延提出は認めない

<教科書>
Statics and Dynamics (生協で購入のこと)

<参考書>
  −「工学のための力学」 ベアー/ジョンストン、ブレイン図書出版、508.R41(図書館)
  −「よくわかる工業数学」 萩原義彦、501.H14ア(図書館)
  −「詳細 工業力学」 入江敏博、理工学社(生協)
  −Engineering Mechanics: Statics & Dynamics (5th Edition)、Bedford and Fowler、Prentice Hall

<オフィスアワー>
オフィスアワー、連絡先等は決定しだい掲載する

<学生へのメッセージ>
力学の基本的な事柄をしっかり理解しあらゆる場面で応用が利くようにすることがポイントです。外国の人は「なぜこんな簡単なことを質問するの?」と思われることでも、平気で質問します。グローバルエンジニアには質問力も重要ですので、わからないことは授業中に質問するか学習支援センターで解決してください。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」 と祖母が良く言っていたのを思い出します。

 

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