2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
○日本語表現演習I(Japanese Proficiency I)[2125]
1単位 佐藤 雅明 非常勤講師 梶取 佐代里 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- グローバルな活動をするときには、アイデンティティとコミュニケーションが最も大切です。良好なコミュニケーションを維持するには世界の共通語となっている英語力ではなく、日本語を適切に表現できる能力が重要です。さらに国際的な舞台では、最も優れた日本文化の理解者であり発信者であることが期待されています。
本演習では、受け取った情報を正しく理解すること、適切で明確な情報や意見を発信することを目的として、簡潔で論理的な日本語の表現技術を習得します。加えて、日本の文化を理解し楽しむことも重要な課題としています。 (JABEE 学習・教育目標) 「国際工学プログラム」:E コミュニケーション能力と国際感覚の習得◎
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス、ショートスピーチの基本
2.ショートスピーチ演習(1) 3.ショートスピーチ演習(2) 4.ショートスピーチ演習(3) 5.文章の基本 6.論理的な文章の作成(1) 7.論理的な文章の作成(2) 8.課題文章の作成 9.正しく伝えるための表現 10.意見・主張のための表現 11.科学技術文章の作成 12.日常の文章(1) 13.日常の文章(2) 14.課題文章の作成 15.学習成果の確認(レポート課題作成)
- <成績評価方法及び水準>
- 課題作成とスピーチ演習(80%)、演習貢献(20%)で評価し、合計で60点以上を合格とします。
- <教科書>
- 教科書は指定しない。ただし、第1回目にテキストを配付します。
- <参考書>
- 木下是雄『理科系の作文技術』中公新書、1981
中島利勝、塚本真也『知的な科学・技術文章の書き方』コロナ社、2006 その他は演習で紹介します。
- <オフィスアワー>
- 火曜日。演習終了後教室。
- <学生へのメッセージ>
- 論理的な表現技術を習得することで、自分の考えや意見を整理しまとめることができ、簡潔で明快な情報を伝えることができるようになります。さらに研究レポートや論文作成のときの基礎力にもなります。そして演習を通じて日本文化も味わいましょう。
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