2010年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

ヒトの身体と運動(Human Body and Exercise)[1115]

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2単位
中山 勝廣 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
自分の身体の動きや働き、そして生き方等について改めて考えてみることも重要なことです。今講義紹介するでヒトの進化の歴史や身体の構造や機能等に関わる知識の理解が、これからの人生80年時代を迎え日常生活に根ざした生涯スポーツ実践のための基礎的な智慧(単なる知識だけではなく実践を伴う)として、心身共に健康的な生き方を支える基礎となることを期待します。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス:ヒトの進化の歴史
2.進化について(骨とカルシウム・進化と退化の関係は)
3.人間となったヒト:ヒトの進化と自然史
4.ヒトの特殊性(人間である)とは 進化の過程1
5.進化の過程2(脳の発達・親子関係について)
6.霊長類としてのヒトのからだ 、直立二足歩行の特徴
7.ヒトの進化と暮らしの変化(作物と家畜をつくる)
8.人体の組成 骨のはなし1(種類と役割)
9.骨のはなし2(カルシウムとの関係・動きと関節)
10.筋肉のはなし(筋収縮のメカニズム・ROUXの原則とは)
11.神経の話と呼吸循環系(呼吸の意味と心臓の働き)
12.トレーニングとは(トレーニングの原則とはなにか)運動処方の考え方
13.睡眠の仕組み(睡眠の意味メカニズム、夢とは)
14.疲労と回復(疲労の元と回復法・水分補給と栄養問題)、まとめ(知って得する雑学)
15.試験(まとめの理解度テスト)
準備学習:毎時間の復習をしよう。講義と関連づけて自分の生活を見直しきっかけにしてほしい。
前半の部分(ヒトの進化)は今の自分のからだはどのようにして進化してきたのかに興味を持って自分を見つめてほしい。後半の人体の構造と機能については日常生活を何気なくしているのではなく、動作ひとつひとつの意味と各機能の連携について関心をもって生活してほしい。

<成績評価方法及び水準>
毎時間のまとめと課題提出及び講義期間中に小テストを2〜3回程度実施する。(40点配点)
期末テスト(60点配点)と合算し成績評価に反映させる。
50点以上60点未満の学生で、小テストや課題が一定量以上提出されている場合に限り、追加テストもしくは追加レポート提出により、その結果で考慮することもある。(詳細はガイダンス時に説明します)

<教科書>
特に指定しません。

<参考書>
「大学生の健康・スポーツ科学」 大学生の健康・スポーツ科学研究会編 道和書院
「教養としてのスポーツ科学」 早稲田大学スポーツ科学部編 大修館書店

<オフィスアワー>
通年 水・金 9:00-15:00 八王子校舎体育館へ
後期 月   9:00-12:30 八王子校舎講師室へ(水・金曜日の時間帯でも可)

<学生へのメッセージ>
自分の身体や健康について今以上に関心を深めてください。ヒトとして身体の機能やこころの在り方が平素の健康観に大きく影響します。今や日本でも生活文化の一つとなったスポーツとの関わり(人との関わりも含めて)を持つことは、きっと皆さんを心身豊かな人生に誘ってくれると思います。

<備考>
適宜参考資料を配付します。(余白を書き込みノートとして利用することで更に理解が深まります。)

 

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