2010年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

都市解析(City Analysis)[3B22]

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2単位
野澤  康 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
都市やその部分である地区の計画を立案するにあたっては、対象となる都市(地区)の現状を正しく把握する必要がある。この講義では、都市(地区)の調査・分析・評価を中心的なテーマとして、それに関連する指標に関する事項、都市計画の現場におけるコンピュータ利用に関する事項、など広範な話題を取り上げ、理解を深めていく。
具体的な達成目標は、以下に集約される。
情報・データの種類とその収集・解析方法を理解し、それを応用して地区を調査・分析・評価することができること。

<授業計画及び準備学習>
1. 都市計画の調査とデータ(8回)
 (1)現場で何を読み取るか
 (2)地図・写真などから何を読み取るか
 (3)国勢調査、土地利用現況調査、都市計画基礎調査、他
 (4)アンケート調査
 (5)地理情報システム
 (6)市街地住環境の指標
2.モデルを用いた都市の分析・把握(3回)
 (1)都市モデル
 (2)配置モデル、圏域
3. 統計の基礎的手法(3回)
 (1)代表値
 (2)確率分布
 (3)相関、最小二乗法
4.達成度の確認(1回)

<成績評価方法及び水準>
レポート及び授業中の演習課題等(40点分)、期末試験(60点分)によって成績を評価する。合計が60点以上を合格とする。

<教科書>
特に指定しない。
現在、出版準備中の教科書が間に合えば、それを指定する可能性がある。

<参考書>
「建築・都市計画のための調査・分析方法」日本建築学会編(井上書院)
「住環境 評価方法と理論」浅見泰司編(東京大学出版会)
「都市モデル読本」栗田治著(共立出版)
「地理情報システムを学ぶ」中村和郎他編(古今書院)
「(仮題)地域づくりのための調査法入門」西村幸夫・野澤康編著(朝倉書店)(2009年秋出版予定)
これらの他 講義の中でも随時紹介していく。

<オフィスアワー>
講義終了後、講義室または26階研究室(2674室)にて対応する。それ以外でも事前連絡により対応する。
E-mail;nozawa@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
なお、講義開始後の入室は原則として認めないので、遅刻厳禁で臨むこと。

 

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