2010年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

建築防災(Disaster Mitigation Engineering of Building)[3B30]

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2単位
村上 正浩 准教授  
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三好 勝則 特任教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築の防火対策と日常的な事故の予防対策について学ぶ。火災安全・消防法・消防用設備の知識を身につけると同時に、出火防止計画・延焼拡大防止計画・防排煙計画・避難計画の考え方を習得する。さらには建築内外で発生する転倒・転落事故などの事例をもとに、こうした事故を未然に防ぐための予防対策を学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス、授業計画・レポート課題の説明(担当:村上)
 準備学習:指定した教科書を購入しておくこと。

2 建築内の事故を防ぐ(担当:村上)
 準備学習:新聞記事や日経アーキテクチャを参考に、建築内で日常的にどのような事故が起きるのかを考えておくこと。参考図書「建築防災・安全(室崎益輝、鹿島出版会)」も参考にすること。

3 火災安全の基礎知識 火災実態、火災の原理、火災の拡大(担当:村上)
 準備学習:教科書第1章を読み、火災の基礎について理解しておくこと。

4 火災安全の基礎知識 消火の原理、火災感知の原理、火災予防の諸制度(担当:村上)
 準備学習:教科書第1章と第2章を読み、火災の基礎について理解しておくこと。

5 消防用設備 消防用設備の種類、感知通報設備(担当:村上)
 準備学習:教科書第4章(4.1〜4.6)を読み、消防用設備について理解しておくこと。

6 消防用設備 初期消火設備(担当:村上)
 準備学習:教科書第4章(4.7〜4.18)を読み、初期消火設備について理解しておくこと。

7 出火防止計画(担当:村上)
 準備学習:教科書第1章を読み、火災の原理・火災の拡大を復習しておくこと。参考図書「やさしい火災安全計画(青木義次・富松太基・森山修治、学芸出版社)」も参考にすること。

8 延焼拡大防止計画(担当:村上)
 準備学習:教科書第1章を読み、火災の原理・火災の拡大を復習しておくこと。参考図書「やさしい火災安全計画(青木義次・富松太基・森山修治、学芸出版社)」も参考にすること。

9 防排煙計画(担当:村上)
 準備学習:教科書第4章(4.23)を読み、防排煙設備について理解しておくこと。参考図書「やさしい火災安全計画(青木義次・富松太基・森山修治、学芸出版社)」も参考にすること。

10 避難計画(担当:村上)
 準備学習:教科書第4章(4.19〜4.21)を読み、避難設備について理解しておくこと。参考図書「やさしい火災安全計画(青木義次・富松太基・森山修治、学芸出版社)」も参考にすること。

11 欧米の火災安全管理(担当:村上)
 準備学習:ポータルシステムで事前に配布する講義資料を読み、火災安全管理について理解しておくこと。

12 消防法の基礎 火災の進展と予防・防火安全(担当:三好)
準備学習 教科書第1章に記述している火災の基本を理解しておくこと。

13 消防法による消火・消防活動の確保(担当:三好)
準備学習 消防法第6章及び消防活動に必要な設備について理解しておくこと。

14 消防設備規制制度の変遷(担当:三好)
準備学習 消防法第1章及び教科書第2章、性能規定化について理解しておくこと。

15 学習成果の確認(レポート課題作成)
 準備学習:前回までの総復習を行い、レポート課題を作成すること。

<成績評価方法及び水準>
最終回に行うレポート課題を60点満点、中間課題を40点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。

<教科書>
防災研究会AFRI:「図解 よくわかる消防設備―マイホームから高層ビルまで」、日本実業出版社
その他は適宜配布

<参考書>
「やさしい火災安全計画」、青木義次・富松太基・森山修治、学芸出版社
「建築防災・安全」、室崎益輝、鹿島出版会
「建築防火」、堀内三郎、朝倉書店
「イラストでわかる防災・消防設備の技術」、中井多喜雄他、学芸出版社
「消防設備規制と火災予防―予防行政のあゆみ」、次郎丸誠男著、オーム社

<オフィスアワー>
月曜日〜金曜日 18:00〜19:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
講義開始後の入室は原則として認めないので、遅刻厳禁で臨むこと。

<備考>
準備学習に使う講義資料はポータルシステムから入手すること。
https://kuport.sc.kogakuin.ac.jp/ActiveCampus/index.html

 

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