2010年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

構造工学(Structural Engineering)[1C19]

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2単位
宮澤 健二 教授  
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大塚  毅 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
構造工学では構造力学を学んだ後、各種構造や構造設計のための知識を習得することを目的としている。
構造力学だけでは、建築の構造を理解することが難しく、各種構造の構造安全性の確保、構造性能評価、構造設計のためには、構造力学の応用をまなばなければならない。一級建築士受験には欠かせないものである。

<授業計画及び準備学習>
この科目を履修するためには、構造力学1〜3を履修していることが望まし。授業計画は下記のとおり。
  ガイダンス
構造の形態、建物の設計と構造設計、課題概要説明
2 構造材料の性質と許容値、荷重と外力
3 構造設計体系
構造設計の流れ(準備計算、応力計算、断面算定)
4 応力算定法・マトリックス有限要素法
 5 平面架構の構造設計
 6 平面架構の構造設計演習(設計事例と演習説明)
 7 板構造と格子梁構造の応力と構造設計
8 部材・断面の安全性の確認
9 座屈
10 弾塑性と塑性解析その1
11 弾塑性と塑性解析その2
12 地震荷重と耐震設計の流れ
偏心率、層間変形角、剛性率
13 保有耐力設計
14 振動と耐震設計
限界耐力設計とは

<成績評価方法及び水準>
成績評価は出席状況、レポート課題と期末試験により評価する。
合格水準は授業内容の修得、平面構造や格子梁の設計がほぼできること。
パソコンソフトによる構造設計も修得すること。

<教科書>
配布資料による

<参考書>
第1回目の授業で紹介します。

<オフィスアワー>
月曜日:10:00〜17:00

<学生へのメッセージ>
実社会では構造の知識は必須。構造力学は基礎であったので、興味が湧かなかった人もいると思いますが、この科目ではプログラムを使い、実際構造設計を行います。計算はコンピュータがやってくれるので、今までの構造のイメージと違うと思います。是非挑戦して下さい。レポート課題作成は院生や卒論生も相談にのってくれます。

 

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