地域防災工学（Disaster Mitigation Engineering of Region）[1A16]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

本講義では、地震災害に限らず、風水害、火山災害、高潮災害、津波災害、都市大火など過去の災害と教訓、地域・都市レベルの防災・防火計画の理論、地域防災力の向上策、災害情報と防災情報システムを習得する。さらには犯罪学の知見に基づき、地域・都市の防犯環境設計手法の基礎を学ぶ。

＜授業計画及び準備学習＞

１　ガイダンス、授業計画・レポート課題の説明（担当：村上）
　準備学習：課題図書を読み、首都直下地震について理解しておくこと。

２　災害に脆弱な日本（地震災害、津波災害、火山災害）（担当：村上）
　準備学習：防災白書を参考にして、わが国の自然災害について理解しておくこと。
　　内閣府平成21年度版防災白書
　　　http://www.bousai.go.jp/hakusho/h21/bousai2009/html/honbun/index.htm

３　災害に脆弱な日本（風水害、高潮災害）（担当：村上）
　準備学習：防災白書を参考にして、わが国の自然災害について理解しておくこと。
　　内閣府平成21年度版防災白書
　　　http://www.bousai.go.jp/hakusho/h21/bousai2009/html/honbun/index.htm

４　切迫する大規模地震（担当：村上）
　準備学習：内閣府・首都直下地震対策を参考にして、首都直下地震について理解しておくこと。
　　内閣府・首都直下地震対策
　　　http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_syuto/syuto_top.html

５　高層建築の地震防災対策（担当：村上）
　準備学習：ポータルシステムで事前に配布する講義資料を読み、高層建築で起きる地震被害をイメージしておくこと。

６　防災都市計画（担当：村上）
　準備学習：2年次に「都市計画」で用いた教科書を参考にし、都市の防災計画について復習しておくこと。

７　防災都市計画の歴史（担当：村上）
　準備学習：ポータルシステムで事前に配布する講義資料を読み、防災都市計画の流れを理解しておくこと。参考図書「都市防災学 地震対策の理論と実践（梶秀樹・塚越功、学芸出版社）の２章も参考にすること。

８　防災都市計画の歴史と法制度（担当：村上）
　準備学習：2年次に「都市計画」で用いた教科書を参考にし、都市計画に関する法制度について復習しておくこと。

９　災害と情報（担当：村上）
　準備学習：KuPortで事前に配布する講義資料を読み、災害情報について理解しておくこと。参考図書「都市防災学 地震対策の理論と実践（梶秀樹・塚越功、学芸出版社）の６章も参考にすること。

１０　地域防災力（担当：村上）
　準備学習：KuPortで事前に配布する講義資料を読み、地域防災力とは何かについて理解しておくこと。参考図書「都市防災学 地震対策の理論と実践（梶秀樹・塚越功、学芸出版社）の７章も参考にすること。

１１　大震災による被害の系譜と災害への備え（担当：三好）
　準備学習：これまでの復習を行い、大規模地震による被災をイメージしておくこと。参考図書「いのちを守る地震防災学（林春男著、岩波書店）」第１章と第２章も参考にすること。

１２　　大震災における応急対応（担当：三好）
　準備学習：これまでの復習を行い、緊急に対処すべき事柄を考えておくこと。参考図書「いのちを守る地震防災学（林春男著、岩波書店）」第３章から第５章も参考にすること。

１３　大震災からの復旧・復興（担当：三好）
　準備学習：これまでの復習を行い、震災からの復旧・復興について考えておくこと。参考図書「いのちを守る地震防災学（林春男著、岩波書店）」第６章から第８章も参考にすること。

１４　デザインは犯罪を防ぐ（担当：村上）
　準備学習：ポータルシステムで事前に配布する講義資料を読み、環境犯罪学について理解しておくこと。

１５　学習成果の確認（レポート課題作成）
　準備学習：前回までの総復習を行い、レポート課題を作成すること。

＜成績評価方法及び水準＞

最終回に行うレポート課題を60点満点、2回の中間課題（課題図書のレポート課題を1回、地震防災訓練に関するレポート課題を1回）をそれぞれ20点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。

＜教科書＞

第1回目レポート課題図書
福井晴敏：「平成関東大震災　いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」、講談社
その他は適宜配布

＜参考書＞

「都市防災学　地震対策の理論と実践」、梶秀樹・塚越功、学芸出版社
「いのちを守る地震防災学」林春男著、岩波書店
「まちづくりの近未来」三船康道＋まちづくりコラボレーション、学芸出版社

＜オフィスアワー＞

月曜日〜金曜日　18:00〜19:00　ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail：murakami@cc.kogakuin.ac.jp

＜学生へのメッセージ＞

講義開始後の入室は原則として認めないので、遅刻厳禁で臨むこと。

＜備考＞

準備学習に使う講義資料はポータルシステムから入手すること。
https://kuport.sc.kogakuin.ac.jp/ActiveCampus/index.html

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