2010年度工学院大学 第1部建築系学科

構造力学III(Structural Mechanics III)[2268]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大塚  毅 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築学科に学んだ以上、一般常識としての構造力学の知識と一級建築士の試験問題に出る構造には答えられる理解力と構造的学力が必要です。構造力学3は、不静定構造物の解析が中心ですが、構造力学1・2の復習を兼ねて図式解法による応力とその表示方法及び撓み解析についても触れる予定である。
具体的な達成目標
 1.力学的センスの向上
 2.図式解法により応力・応力図を早く・正確に解く
 3.設計製図における部材断面設計
 4.不静定構造物の応力解析とその方法

<授業計画及び準備学習>
 1.ガイダンスと力の釣り合い
 2.構造形式と応力解析
 3.静定構造物の応力1
 4.静定構造物の応力2
 5.静定構造物の変形1
 6.静定構造物の変形2
 7.中間試験 
 8.不静定構造物の応力解析(撓角法1)
 9.不静定構造物の応力解析(撓角法2)
10.不静定構造物の応力解析(固定法1)
11.不静定構造物の応力解析(固定法2)
12.不静定構造物の応力解析(有限要素法1)
13.不静定構造物の応力解析(有限要素法2)
14.振動・座屈・弾塑性

<成績評価方法及び水準>
毎時間行う10分程度の小試験と中間試験(補講期間)、期末試験。

<教科書>
ネット配信

<参考書>
各自が書店で選んだ構造力学に関する書籍

<オフィスアワー>
会議や学内外の委員会などがない限り、11号館2階205室にいます。
遠慮なく尋ねてください。 

<学生へのメッセージ>
構造力学は、目で見えないものを扱うため、理解しにくいと思いますが、音や亀裂などでいろいろなメッセージを出しています。それらから構造物の力の流れなどを推理するのは犯人探しに似ています。構造力学を理解して、周りの建物の声が聞こえるようになるときっと楽しく(恐ろしいかな)なることでしょう。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2010 Kogakuin University. All Rights Reserved.