2010年度工学院大学 第1部建築系学科

構造力学III(Structural Mechanics III)[2164]

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2単位
宮澤 健二 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
構造力学は1〜3まであります。この構造力学3の授業では、構造力学1と2を復習した後、不静定構造、整形ラーメン構造の応力解析法、座屈、振動と地震力、降伏・塑性崩壊などを学びます。一級建築士の構造の中でも最も基本的な部分です。社会に出てからでは、力学は学べません。大学にいる間に、少し位理解不足でも、一度学んでおくことが重要です。

<授業計画及び準備学習>
構造力学1と2が基礎知識になります。この授業でも、はじめに構造力学1と2の予習は行いますが、授業開始前に、ある程度理解しておくことがベストです。また最初全く理解出来ないと言った人でも予習復習を十分行い、建築設計例や建設現場を見て構造に興味を持つと、後半から良く分かるとうい人も多く出てきます。最初はきつくても頑張って下さい。授業計画は下記の通りです。
1 ガイダンス/復習
0.構造力学と構造設計
構造計算書でみる応力計算
1.整形ラーメンの応力解析
1.1 整形ラーメン
1.2 整形ラーメンの応力性状
1.3 応力計算の分類
2 2.梁の変形と基礎微分方程式及
 びその応用(力学2の復習)
3 3.たわみ角法
3.1 節点方程式
4 3.2 層方程式
3.3 計算演習
5 4.固定法
4.1 固定法の解法の考え方
 (鉛直荷重時応力計算)
固定法の応用・演習
6 固定法の解法の具体計算
7 5.D値法の概要(水平荷重時応力計算)
8 6.マトリックス有限要素法
6.1 概説
6.2 トラスの解法・演習
9 6.3 ラーメンの解法・演習
10  7.座屈
色々な構造の座屈
オイラー座屈
11 8.振動、地震荷重と耐震設計
   振動とは、振動モデル
12   せん断力係数法と応答解析
地震荷重
13 9.降伏と破壊
降伏とは、梁断面の降伏
静定及び不静定梁の降伏破壊
14 授業を振り返って
過去問解答

<成績評価方法及び水準>
成績評価は、出席状況、レポート課題及び期末試験により評価する。
合格水準は、授業内容の大凡の理解。
不静定構造、整形ラーメンの応力解析法、座屈と振動及ぶ塑性崩壊の概要の理解。

<教科書>
テキスト配布

<参考書>
第1回授業で章空き

<オフィスアワー>
八王子 後期火曜日 9:00〜11:00
新宿  前後期月曜日9:00〜17:00 

<学生へのメッセージ>
構造は社会に出てからでは学べません。大学在学中に修得して下さい。

 

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