2010年度工学院大学 第1部建築系学科
構造力学III(Structural Mechanics III)[2164]
2単位 宮澤 健二 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 構造力学は1〜3まであります。この構造力学3の授業では、構造力学1と2を復習した後、不静定構造、整形ラーメン構造の応力解析法、座屈、振動と地震力、降伏・塑性崩壊などを学びます。一級建築士の構造の中でも最も基本的な部分です。社会に出てからでは、力学は学べません。大学にいる間に、少し位理解不足でも、一度学んでおくことが重要です。
- <授業計画及び準備学習>
- 構造力学1と2が基礎知識になります。この授業でも、はじめに構造力学1と2の予習は行いますが、授業開始前に、ある程度理解しておくことがベストです。また最初全く理解出来ないと言った人でも予習復習を十分行い、建築設計例や建設現場を見て構造に興味を持つと、後半から良く分かるとうい人も多く出てきます。最初はきつくても頑張って下さい。授業計画は下記の通りです。
1 ガイダンス/復習 0.構造力学と構造設計 構造計算書でみる応力計算 1.整形ラーメンの応力解析 1.1 整形ラーメン 1.2 整形ラーメンの応力性状 1.3 応力計算の分類 2 2.梁の変形と基礎微分方程式及 びその応用(力学2の復習) 3 3.たわみ角法 3.1 節点方程式 4 3.2 層方程式 3.3 計算演習 5 4.固定法 4.1 固定法の解法の考え方 (鉛直荷重時応力計算) 固定法の応用・演習 6 固定法の解法の具体計算 7 5.D値法の概要(水平荷重時応力計算) 8 6.マトリックス有限要素法 6.1 概説 6.2 トラスの解法・演習 9 6.3 ラーメンの解法・演習 10 7.座屈 色々な構造の座屈 オイラー座屈 11 8.振動、地震荷重と耐震設計 振動とは、振動モデル 12 せん断力係数法と応答解析 地震荷重 13 9.降伏と破壊 降伏とは、梁断面の降伏 静定及び不静定梁の降伏破壊 14 授業を振り返って 過去問解答
- <成績評価方法及び水準>
- 成績評価は、出席状況、レポート課題及び期末試験により評価する。
合格水準は、授業内容の大凡の理解。 不静定構造、整形ラーメンの応力解析法、座屈と振動及ぶ塑性崩壊の概要の理解。
- <教科書>
- テキスト配布
- <参考書>
- 第1回授業で章空き
- <オフィスアワー>
- 八王子 後期火曜日 9:00〜11:00
新宿 前後期月曜日9:00〜17:00
- <学生へのメッセージ>
- 構造は社会に出てからでは学べません。大学在学中に修得して下さい。
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