2010年度工学院大学 第1部建築系学科
情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[4319]
3単位 浜津 良輔 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 前半はコンピュータリテラシーについて講義と演習を行う。「リテラシー」とは「読み書き能力」という意味で、コンピューターを大学での日常学習に活用するための最低限の知識と道具として使いこなすための操作法を習得することと解する。情報処理の基礎的な概念や情報倫理について理解し,計算機システムの基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具として使えるようになることをめざす。
後半はプログラミングの基礎的な内容について講義と演習を行う。プログラミングにより実現できるコンピュータの活用方法について多くの例題を通じて学ぶ。与えられたプログラムの処理の流れを読み取り理解すること、やさしい問題を解決するプログラムを自ら考案して作成できることを目標とする。つづいてAutoCADを用いて建築製図の制作に取り組む。
- <授業計画及び準備学習>
- 前期
1. 授業のガイダンス、IDと初期パスワードの交付、電子メールによるレポートの提出法 2. Windowsの基本操作、ファイルの操作法、ウェブブラウザの操作、情報の検索と利用 3. 日本語入力の仕組みとワードプロセッサWordの基本操作 4. Wordによる文書作成、オブジェクトを文書に取り込む 5. 表計算ソフトウェアExcelの基本操作 6. Excel 第2回 グラフを作る 7. Excel 第3回 表計算とグラフ 8. プレゼンテーション(Power Point を使う) 9. 文書処理システム LaTeX 第 1 回 10. 文書処理システム LaTeX 第 2 回 11. Webページの制作1 12. Webページの制作2 13. Webページの制作3 14. Webページの制作4 15. 学習成果の確認(試験)
準備学習について ・毎回の学習の詳細は本授業のホームページ(http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~fu40600/)で、学習の目標、実習の手順を掲載する。ホームページは授業中に用いることはもちろんであるが、自宅からもアクセスできるので授業で行う学習の手順をあらかじめ予習しておくこと。 ・課題毎に実習の成果をレポートにまとめて提出するが、時間内にレポートの作成が終了しないことが多い。授業時間外にパソコン演習室の空き時間を利用してレポートを完成させ指定された期限までに提出すること。
- <成績評価方法及び水準>
- ・演習を伴うため、単位取得は授業への出席と自分の力で完成させた全課題の提出を前提とする。意欲的に取り組み、レポートなどの提出物を期限内に提出すること。
・前後期合計2回の定期試験の受験は必須である。片方しか受験しなかった場合は受験放棄とみなし、成績評価をしない。 上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。 ・前後期各1回の定期試験の平均点(60点満点)と前後期の演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点が60点以上ならば合格である。 ・演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。
- <教科書>
- 授業の中で次の教科書を使用する。この書籍がないと授業に参加できないので、あらかじめ購入して、毎回の授業に持ってくること。
前期:「情報処理の基礎と演習」田中久弥,飛松敬二郎,加藤潔/他著(共立出版) 後期:「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング」加藤潔 著(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 木曜日、12時30分〜13時、演習室
- <学生へのメッセージ>
- 自分のIDとパスワードは忘れない,他人に知られない、教えない。
・ 不まじめな取り組みが分かった場合は退席を求めることがあります。 ・ 教科書を必ず持参してください。欠席,遅刻は厳禁。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~fu40600/
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