2010年度工学院大学 第1部建築系学科
△化学II(Chemistry II)[4125]
2単位 増井 大 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 我々の身近な生活と化学は深く関連している。生活と化学がどのように結びついているか、化学の応用的側面に重点を置いて授業する。さらにその背後にある基礎的原理を身につけることもねらいとする。
以下に具体的な達成目標を示す。 1)無数にある有機化合物を分類し、それぞれの特徴を理解する。 2)人類社会を構成する物質の種類(高分子材料・無機材料・複合材料)とそれぞれの性質を知る。 3)光と相互作用する物質や相互作用について理解する。 4)生命を構成する生体物質について理解する。 5)地球環境を構成する物質の循環と蓄積について理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週:授業計画の説明、飽和炭化水素化合物、炭素骨格の命名法
第2週:不飽和炭化水素化合物、異性体の分類 第3週:芳香族炭化水素化合物 第4週:有機化合物の官能基とその性質 第5週:有機化合物の合成と反応 第6週:高分子の分類、重合の種類と方法 第7週:高分子材料の分類と特徴 第8週:無機材料の分類と特徴 第9週:光合成と光化学 第10週:生命の化学、からだの成分、栄養素 第11週:遺伝情報と分子、核酸とタンパク質 第12週:環境の化学、生態系と物質循環 第13週:環境と化学物質、環境汚染の化学的理解 第14週:分析化学、物質の組成と構造の研究法 第15週:定期試験 毎回、理解度を確認するために小テストやクイズを行う。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験(100点)で評価する。授業中に課した小テストやクイズの成績に応じて最大20点まで加点した上で、それらの合計が100点を越えないように規格化した評価点で評価する。評価点が59点以下のものに対して、さらにレポートの提出を課す場合もあるが、レポート内容が単位認定相当と認められる場合の評価点は60点となる。
- <教科書>
- J.R.Mohrig, W.C.Child,Jr著 黒田玲子訳 「教養の化学 ―物質と人間社会―」
必要に応じてプリントも配布する
- <オフィスアワー>
- 授業の前後(講師室)
- <学生へのメッセージ>
- 化学IIでは、化学Iの内容をより深く掘り下げた内容となります。意外と身近な日常生活で見られる現象や素材を題材に取り上げていきますから、ぜひ臆せず楽しんでください。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2010 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|