2010年度工学院大学 第1部情報通信工学科
デジタルメディア論(K)[3B19]
2単位 小林 亜樹 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 情報通信の普及と軌を一にして広まるディジタルメディアについて、その本質を学ぶ。
通信網の基盤としてのTCP/IPの知識を背景に、HTTPの仕組みを理解する。 マルチメディア符号化としてのXHTMLや、Cascading style sheet、Javascriptについて、演習を交えて学び、自身の力とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 完全に理解しておくべき科目:情報処理概論及演習、通信工学基礎、
履修が望ましい科目:プログラミング論I・II、プログラミング演習I・II、デジタルメディア工学基礎 関連する科目:確率・統計学、情報理論、符号理論、情報通信工学実験III、情報通信システム、通信方式論、情報通信システム、情報通信ネットワーク、インターネット論
Webサイトの仕組みについて事前に調べておくと良い。 C言語などの手続き型言語によるプログラミングが一通り出来ること。 参考書を通じて、準備をしておくことが望ましい。
1 広がるデジタルメディア 2 Web情報配信システム 3 論理構造記述言語 XHTML 4 XHTMLによる論理的構造 5 XHTMLのハイパーリンク 6 XHTMLによるインタフェース記述 7 Cascading style sheetとは 8 cssによるWebデザイン 9 JavascriptとWebページ 10 イベント駆動のJavascript 11 インタラクティブなコンテンツ 12 Javascriptによる高度なデザイン 13 プログラムされたコンテンツ 14 動きのあるWebサイト 15 デジタルメディア論の総合理解
- <成績評価方法及び水準>
- 随時課題を課し、演習並びに提出を求める。自身の力で仕上げることが条件。
併せて、試験により理解度を測り、60点以上で単位認定する。 【試験範囲】 ・コンピュータとデータ構造の基礎 ・Web情報システムとプロトコル ・マークアップ言語XHTML ・Cascading style sheet ・Javascriptによるプログラミング 【試験の合格水準】 基礎知識を有し、技術相互の関係を理解していること。 言語類は、全ての記述(文字)の意味するところが説明出来、自身で記述できること。 条件判断、繰り返し、配列、イベント駆動、テキスト処理、描画処理を組み合わせてのプログラミングができること。
- <教科書>
- 講義中に資料を配付する。
- <参考書>
- 【XHTML/css 入門】
HTML/XHTML&スタイルシートレッスンブック、ソシム、ISBN 978-4883375417 【XHTML/css】 Web標準の教科書、秀和システム、ISBN 978-4798010922 実践 Web Standerds Design、技術評論社、ISBN 978-4774136844 詳解HTML&XHTML&CSS辞典、秀和システム、ISBN 978-4798023748 【Javascript】 初めてのJavaScript 第2版、オライリー・ジャパン、ISBN 978-4873114255 JavaScript 第5版、オライリー・ジャパン、ISBN 978-4873113296 【CGI/サーバ側プログラミング】 初めてのPerl 第5版、オライリー・ジャパン、ISBN 978-4873114279
- <オフィスアワー>
- 水曜日 16:30-18:00
- <学生へのメッセージ>
- 非常に重要なインフラとなったWeb情報システムの基礎について学びます。
基本的な書式を理解し、システムを安全に動かす記述が出来るようになることを目指します。 コンピュータ言語を扱うため、完全に厳密な理解が求められますので、十分な予習、復習、演習が必須です。 決して難解な内容ではありませんが、安易な学習態度での単位認定はありませんので、理解出来るまで繰り返し取り組んでください。
- <備考>
- この分野の書籍やWeb上の情報には間違ったものが数多く見られます。
正しい情報を取捨選択して学んで行ってください。
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