2010年度工学院大学 第1部電気システム工学科
○数学II(Mathematics II)[5565]
2単位 小林 康麿 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 2変数の微分積分の演習を行う。偏微分の考え方を学び、2変数の極値問題や陰関数の極値問題に応用出来る事、重積分の考え方を学び、変数変換や累次積分の計算が出来るようになる事が目標である。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 2変数関数とその極限
準備学習:数学Iで学習した微分の復習をしておく事。 教科書pp.121-126の解説を読み、理解しておく事。 第2週 偏微分,接平面 準備学習:教科書pp.127-132の解説を読み、理解しておく事。 第3週 高階偏導関数,合成関数 準備学習:教科書pp.133-138の解説を読み、理解しておく事。 第4週 陰関数 準備学習:教科書pp.139-142の解説を読み、理解しておく事。 第5週 テイラーの定理,テイラー展開 準備学習:教科書pp.143-149の解説を読み、理解しておく事。 第6週 極大極小 準備学習:教科書pp.150-152の解説を読み、理解しておく事。 第7週 条件付き極値 準備学習:教科書pp.152-153の解説を読み、理解しておく事。 第8週 2重積分の定義 準備学習:数学Iで学習した積分の復習をしておく事。 教科書pp.154-157の解説を読み、理解しておく事。 第9週 2重積分の累次積分 準備学習:教科書pp.158-161の解説を読み、理解しておく事。 第10週 2重積分の変数変換 準備学習:教科書pp.162-165の解説を読み、理解しておく事。 第11週 体積と曲面積 準備学習:教科書pp.168-173の解説を読み、理解しておく事。 第12週 2重積分の広義積分 準備学習:教科書pp.166-167の解説を読み、理解しておく事。 第13週 3重積分 準備学習:2重積分の復習をしておく事。 第14週 定期試験 準備学習:前期に学習した内容の総復習を行い、試験に備える事。
- <成績評価方法及び水準>
- 以下の者に単位を認定する。
1.定期試験(100点満点)の点数が60点以上の者。 2.定期試験の点数が60点未満の場合、適宜行う小テストの成績を試験の点数に加味した評点が60点以上の者。
- <教科書>
- 「理工系の基礎 微分積分」石原繁、浅野重初共著(裳華房)
但し、「理工系入門 微分積分」(石原繁、浅野重初共著)を既に持っている学生は、新たに購入する必要は無い(内容は殆ど同じ物なので)
- <オフィスアワー>
- 金曜3〜5限の授業前後
- <学生へのメッセージ>
- 予習・復習をしっかり行い授業に臨む事。
特に2変数関数の微分積分は1変数関数のそれより複雑である為、最低でも 数学Iで学習した事が身に付いていないと、授業内容を理解するのは難しいと思われる。
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