2010年度工学院大学 第1部電気システム工学科

エネルギー・環境倫理(Ethics of Energy and Environment)[5113]

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2単位
坂本 哲夫 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
今後のエネルギーを考えるうえでは技術論だけではなく、環境問題も大いに考慮する必要がある。即ち、再生可能なエネルギーの利用、既存エネルギーとの適切な組み合わせなどにより、安全で環境負荷の低いエネルギー発生と利用が大きな課題となるであろう。
本講義では、将来こうした課題に取り組むことを想定して、いわゆる環境問題から講義を開始し、これらの環境負荷を低減する循環型社会の概念や新エネルギーなど具体的な取り組みを解説する。将来の電気・エネルギー従事者にとって必須の基礎知識を身に着けることを目的とする。

<授業計画及び準備学習>
1.地球環境問題を捉える視点
2.持続的開発の概念
3.エネルギー工学と環境保全
4.風力発電
5.熱エネルギーとその利用システム
6.エネルギー変換と省エネ
7.中間試験
8.エネルギー変換・新エネルギー
9.エネルギー資源と都市環境
10.自然と都市環境の調和
11.技術者の倫理1(技術者の倫理、内部告発)
12.技術者の倫理2(製造物責任、知的財産)
13.技術者の倫理3(安全性とリスク、研究の倫理)
14. 総論
15. 試験

<成績評価方法及び水準>
中間試験と期末試験により評価する。

<教科書>
阿部剛久編、「これからのエネルギーと環境 −水・風・熱の有効利用ー」、共立出版
なお、教科書に載っていない部分については必要に応じてプリントを配布。

<オフィスアワー>
金曜日 15:00-17:00

<学生へのメッセージ>
エネルギーと環境、それに倫理にかかわる知識はこれからの技術者にとって不可欠の要素です。これを機械に新しく勉強するとともに、いま我々が抱えている問題を考えてみましょう。

 

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