2010年度工学院大学 第1部 *情報工学科
音響工学(Acoustic Engineering)[4B20]
2単位 東山三樹夫 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この講義は音響学及び音響工学の基礎となる音の物理と知覚に関する基本事項を学習することが目的です。またさらに進んだ学習と研究に必要な音に関わる教科書・専門書を自習できるようになることも目標の一つです。そのため単位の習得には受講者は多くのレポート課題の提出が必要です。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.単振動の自由振動と固有振動数
2.共鳴現象 3.連成振動とうなり 4.共鳴器と気体の法則 5.波の伝搬と波の速さ 6.弦の振動と弦を伝わる波 7.弦の固有振動 8.管を伝わる波 9.音響管内を伝わる音の波源と音の放射 10.平面波の入射・反射・屈折・干渉 11.点音源と球面波 12.波の回折と散乱 13.室内を伝わる音の固有振動数 14.室内の音の響き 15.学習成果の確認(レポート課題作成)
- <成績評価方法及び水準>
- 講義の予習と復習を目的とする毎時間に課せられるレポート課題に関する評価 50 %
講義期間中に受講者が各自で学習した内容をまとめる最終レポート課題に関する評価 50 % レポートを評価するにあたってはレポート作成に対する態度も合わせて評価することとします。 総合評価60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 東山三樹夫著 音の物理 コロナ社 2010年
- <参考書>
- 指定なし
講義中に適宜提示する。
- <オフィスアワー>
- 木曜日 10:00-10:30、 14:30-15:00
- <学生へのメッセージ>
- 音・音楽・物理・心理と数学の基礎に興味のある学生諸君にはおもしろい講義であるかと思われます。
レポート課題に真摯に取り組めば講義の内容とその面白さがよく理解できるのではないでしょうか? 教科書は分厚い本ではありません。講義と平行して何度も読み返してみれば、きっと音に対する関心も高まり、音・聴覚を大切にしようという気持ちが湧いてくるのでは?と思います。 学生諸君の熱心な講義への参加を期待しています。
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