2010年度工学院大学 第1部 *情報工学科
ヒューマンインタ−フェース(Human Interface)[2D74]
2単位 管村 昇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 人間と人間、人間とコンピュータとのインタラクションは、マルチメディア技術の進展、インターネットの普及、携帯電話を始めとするモバイル機器の高機能化と共に、より一層多様化、複雑化してきている。このような状況下では、さまざまな機器やシステムを安全、快適、便利に使うためには、ヒューマンインターフェース技術が非常に重要となる。本講義では、自然言語、音声、画像、映像などさまざまな表現メディアの処理技術、またそれらを用いた人間とコンピュータとのコミュニケーション、さらにその根底にある人間の情報処理メカニズムなどについて、理論と実際の両面について述べる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
2. ヒューマンインターフェースとは、ヒューマンインターフェースの歴史 予習:ヒューマンインターェースに対する自分の考えをまとめておく 復習:ヒューマンインターフェースの重要性の理解 3. ヒューマンインターフェースとヒューマンエラー 予習:ヒューマンエラーについて事前に考えておく 復習:ヒューマンインターフェースとヒューマンエラーの関係 4. メディア処理技術(音声合成) 5. メディア処理技術(音声認識) 4回と5回 予習:音声情報処理について概要を調べておく 復習:音声合成と音声認識の処理方法の原理と応用について 6. メディア処理技術(生体認証に基づく個人認証) 予習:個人認証について概要を調べておく 復習:生体認証に基づく個人認証およびその応用について 7. ノンバーバルインターフェース 予習:ノンバーバルの意味について調べておく 復習:ノンバーバルインターフェースの概要 8. 人間の生理、心理、認知特性 9. ユニバーサルデザイン 1 10.ユニバーサルデザイン 2 11.インタフェースデザイン 1 12.インタフェースデザイン 2 13.インタフェースデザイン 3 14.未来のインタフェース(BMI/BCI) 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回出席を取る。9/14以下は試験の成績に関わらず不合格とする。再試験、追試験は原則行わない。2回のレポート(合計30点)と期末試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。
- <参考書>
- <参考書>
ヒューマンインタフェース 田村 博編 オーム社 ユニバーサルデザイン 日本工業出版 その他ヒューマンインターフェースに関しては多数の書籍あり
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
- <学生へのメッセージ>
- ヒューマンインターフェースは非常に重要な技術である。身近な技術でもあるので講義を通して、その概要を理解してもらいたい。
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