2010年度工学院大学 第1部 *情報工学科

ヒューマンインタ−フェース(Human Interface)[2D74]

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2単位
管村  昇 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人間と人間、人間とコンピュータとのインタラクションは、マルチメディア技術の進展、インターネットの普及、携帯電話を始めとするモバイル機器の高機能化と共に、より一層多様化、複雑化してきている。このような状況下では、さまざまな機器やシステムを安全、快適、便利に使うためには、ヒューマンインターフェース技術が非常に重要となる。本講義では、自然言語、音声、画像、映像などさまざまな表現メディアの処理技術、またそれらを用いた人間とコンピュータとのコミュニケーション、さらにその根底にある人間の情報処理メカニズムなどについて、理論と実際の両面について述べる。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス
2. ヒューマンインターフェースとは、ヒューマンインターフェースの歴史
 予習:ヒューマンインターェースに対する自分の考えをまとめておく
 復習:ヒューマンインターフェースの重要性の理解
3. ヒューマンインターフェースとヒューマンエラー
 予習:ヒューマンエラーについて事前に考えておく
復習:ヒューマンインターフェースとヒューマンエラーの関係
4. メディア処理技術(音声合成)
5. メディア処理技術(音声認識)
 4回と5回
 予習:音声情報処理について概要を調べておく
復習:音声合成と音声認識の処理方法の原理と応用について
6. メディア処理技術(生体認証に基づく個人認証)
 予習:個人認証について概要を調べておく
復習:生体認証に基づく個人認証およびその応用について
7. ノンバーバルインターフェース
 予習:ノンバーバルの意味について調べておく
復習:ノンバーバルインターフェースの概要
8. 人間の生理、心理、認知特性
9. ユニバーサルデザイン 1
10.ユニバーサルデザイン 2
11.インタフェースデザイン 1
12.インタフェースデザイン 2
13.インタフェースデザイン 3
14.未来のインタフェース(BMI/BCI)
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
毎回出席を取る。9/14以下は試験の成績に関わらず不合格とする。再試験、追試験は原則行わない。2回のレポート(合計30点)と期末試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。

<参考書>
<参考書>
ヒューマンインタフェース 田村 博編 オーム社
ユニバーサルデザイン   日本工業出版
その他ヒューマンインターフェースに関しては多数の書籍あり

<オフィスアワー>
質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)

<学生へのメッセージ>
ヒューマンインターフェースは非常に重要な技術である。身近な技術でもあるので講義を通して、その概要を理解してもらいたい。

 

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