2010年度工学院大学 第1部 *電気工学科

電力システムII(Electircal Power System II)[1A13]

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2単位
荒井 純一 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
大規模な電力システムにおける発電量を負荷とバランスさせ,かつ経済性を包含した電力システム全体の制御を主体に理解する。 具体的な達成目標は、故障計算の理解。周波数制御の理解。経済運用の基本である発電機への負荷配分の理解。今後活用される電力パワエレ機器を理解する。

<授業計画及び準備学習>
 1 電力システムの概要
 2 周波数制御(1) 需給バランスと周波数変動
 3 周波数制御(2) 発電機による周波数制御
 4 周波数制御(3) 電力系統の周波数制御
 5 周波数制御(4) 連系した系統の周波数制御
 6 故障計算(1) 対称座標法
 7 故障計算(2) 送電線回路の故障計算
 8 保護継電方式
 9 系統保護システム
10 経済運用(1) 経済運用の必要性
11 経済運用(2) 発電機の経済負荷配分
12 電力システムの信頼度
13 電力システムの信頼度向上策
14 電力パワエレによる新技術の活用
15 定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験を70%、中間レポートを30%で計算して評価する。60点以上の者の単位を認める。

<教科書>
電気学会大学講座 「電力系統工学」 ISBN4-88686-232-2
(長谷川淳、大山力、三谷康範、斉藤浩海、北裕幸)

<オフィスアワー>
木曜日13時―14時。予めメールを戴きたい。

<学生へのメッセージ>
電力システムは大規模でかつ高度に発達したシステムであり、そこには広い知識が要求されるが、システム工学的アプローチの面から見ても学ぶところが多い。

 

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