2010年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
数値計算法及び演習(Numerical Programming)[3455]
2単位 並木 則和 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 赤松 憲樹 助教 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 不定積分や方程式の解を数式で得ること(解析解)は,関数の性質を知る意味で重要であるが,常に可能とは限らない。ここでは,解を具体的な数値で得る方法(数値解)について講義(隔週)を行い,演習(毎週)でVisual Basic Application (VBA)によるプログラムの作成と実行を行う。本学科の他の専門科目と情報教育が結び付けられるように,通常の講義や演習,実験では教育が難しいデータ処理,数値計算などに利用できるようする。例題は全て本学科の授業で実際に使用されている内容を極力取り入れ,他の授業にも利用できるようする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1:数値計算の意味と基礎:Visual Basic
準備学習:1年次の情報処理演習のテキストのExcelの使用法を一読しておくこと。 2:演習(Visual Basicの使い方) 準備学習:1年次の情報処理演習のテキストのExcelの使用法を一読しておくこと。 3:プログラミングの基礎,方程式の求根 準備学習:前回の小テストの問題を再度自ら解答すること。 4:演習(Newton法,二分法) 準備学習:前日の講義の内容を復習しておくこと。 5:連立1次方程式 準備学習:前回の小テストの問題を再度自ら解答すること。 6:演習(Gauss-Jordan法他) 準備学習:前日の講義の内容を復習しておくこと。 7:最小二乗近似 準備学習:前回の小テストの問題を再度自ら解答すること。 8:演習(線形,直接探索法) 準備学習:前日の講義の内容を復習しておくこと。 9:補間法,数値微分 準備学習:前回の小テストの問題を再度自ら解答すること。 10:演習(Lagrange法他) 準備学習:前日の講義の内容を復習しておくこと。 11:数値積分 準備学習:前回の小小テストの問題を再度自ら解答すること。 12:演習(Newton-Cotes他) 準備学習:前日の講義の内容を復習しておくこと。 13:常微分方程式 準備学習:前回の小テストの問題を再度自ら解答すること。 14:演習(常微分方程式) 準備学習:前日の講義の内容を復習しておくこと。 15:定期試験 準備学習:今までの小テストの問題を総合的に復習すること。
- <成績評価方法及び水準>
- 講義は,毎回行う小テスト(20/50)および定期試験(30/50)の50点満点とする。演習は,毎回出される宿題に対する解答を50点満点で評価し,両方の合計点が60点以上で合格とする。なお,水曜日の講義および木曜日の演習を双方に出席することを原則とし,出席回数が半分に満たない場合には履修放棄と見なす。
- <教科書>
- プリントを随時配布する。
- <参考書>
- 例えば,「理工学のための数値計算法」(数理工学社),「工学のためのVBAプログラミング基礎」(東京電機大学出版局)
- <オフィスアワー>
- 並木:部屋は12−207で,E-mail(nnamiki@cc.kogakuin.ac.jp)で随時
赤松:部屋は7-104で,E-mail(akamatsu@cc.kogakuin.ac.jp)で随時
- <学生へのメッセージ>
- パソコンで学ぶ数値計算は,解析が苦手な人でもきちんとプログラムすれば計算結果が得られるので努力すること。
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