2010年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

物理学総論(Introduction to Physics)[2480]

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2単位
加藤  潔 教授  
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中澤 宣也 教授  
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進藤 哲央 講師  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 理科教員免許状の取得希望者のために設置された科目である。共通基礎科目の物理学 I を学んでおり,並行して物理学 II を履修していることを前提にしているが、その補いになる面もあろう。
 達成目標としては、(1)理科教育における物理学、物理的なものの見方の重要性を理解すること。(2)物理学の諸分野が決して切れたものではなく、連続した整合性を持っていることを理解する、を目指す。

<授業計画及び準備学習>
近代から現代に至る物理学の発展について,担当者3名がそれぞれ5回ずつ,まとまりのある内容を講義する。
 1. 相対性理論(1) 古典力学の復習
 2. 相対性理論(2) ローレンツ変換
 3. 相対性理論(3) 4次元の時空
 4. 相対性理論(4) エネルギーと質量の等価性
 5. 相対性理論(5) 課題学習
 6. 量子論(1) 波動と粒子の二重性,光子
 7. 量子論(2) 水素原子のスペクトルとボーア仮説
 8. 量子論(3) 量子力学の初歩,波動関数の意味
 9. 量子論(4) スピンと統計
 10. 量子論(5) 課題学習
 11. 素粒子の世界(1) 原子の構造,電磁気力
 12. 素粒子の世界(2) 原子核と強い力,ベータ崩壊と弱い力
 13. 素粒子の世界(3) クォークとレプトン,標準模型の世界
 14. 素粒子の世界(4) ヒッグスの探求,標準模型を超えて
 15. 素粒子の世界(5) 課題学習

準備学習:当日学習した内容をよく復習し、確認、理解すること。理解が不十分な項目に関しては
     次回講義の前後に質問し、十分理解すること。また、必要に応じ、課題を出す場合がある。

<成績評価方法及び水準>
3名の担当者がそれぞれレポート課題を課し,それぞれ100点満点で評価する。
平均点が60点を超えたものを合格とする。

<教科書>
なし。必要に応じ,授業中に資料を配布する。

<参考書>
授業中に紹介する。

<オフィスアワー>
火曜日 午後(担当者により空き時間が異なる) 八王子キャンパス1号館1-206室

<学生へのメッセージ>
積極的に参加して,物理学の面白さを体得して下さい。
教職関連科目です。教員になるならば,教える側に理科の面白さが体にしみついていないといけません。
また,とにかく自分の頭を活動させて、考える習慣を付けてください。

<備考>
第1部 マテリアル科学科 2年次設置科目

 

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