2010年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
△ドイツ語II(German II)[1353]
2単位 柳 勝己 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 言葉は先ず意思の疎通のためにあります。しかし現代では表現の自由や意思表明の必要性が主張される一方で、表現や意思の源となる大切な情報が送り手によって操作されることもあります。適切な判断を下すには、情報処理や発信の技術を鍛えるだけでなく、生の情報を得るように努めなければなりません。ドイツ語を習うことは英語圏以外からの情報入手の手段を獲得することにとどまらず、近現代の社会を形作った「古い」ヨーロッパの文化、芸術、ものの考え方に触れることです。考え方が違えば局面の理解も違ってきます。
この授業はドイツ語1を修了した者が対象です。ドイツの言葉と文化についての基本的な知識を獲得し、発展させることを目標にします。先ず初級文法の復習から始め、それからドイツ語1の続きの文法を勉強します。語学だけでなく、ドイツ文化にも触れていきます。こちらからもドキュメンタリー、映画などを紹介しますが、受講者にも協力を願います。題材は問いませんが、ドイツに関する発表を一人一回行なって下さい。
- <授業計画及び準備学習>
- 前期
(1)ガイダンス。綴りの読み方の復習。 (2)規則動詞と不規則動詞の復習。 (3)分離動詞と再帰動詞の復習。 (4)助動詞とzu不定詞の復習。 (5)冠詞の復習。 (6)前置詞の復習。 (7)形容詞の復習。 (8)従属接続詞。 (8)定関係代名詞。 (9)動詞の不定形、過去基本形、過去分詞。 (10)過去時制。 (11)habenを使った現在完了形。 (12)seinを使った現在完了形。 (13)受動態。 (14)接続法第二式・非現実。 (15)接続法第一式・間接話法。 後期 (1)ドイツ語検定試験について (2)ニュースを読む(1) (3)ニュースを読む(2) (4)映画のスクリプトを読む(1) (5)映画のスクリプトを読む(2) (6)童話を読む(1) (7)童話を読む(2) (8)詩を読む (9)会話の初歩・挨拶 (10)自己紹介 (11)食べ物 (12)乗り物 (13)買い物 (14)意見を交わす (15)学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- なるべく毎回小テストを行ない、その総合点に授業内外の課題を鑑みて成績を付けます。休むとその分成績が下がる仕組みです。また後期の最終回にまとめとして中規模の試験を行なう予定です。
- <教科書>
- プリント教材を使います。特定の教科書は使いません。個々の復習のために昨年使った教材、ノート類を毎回忘れずに持参すること。
- <参考書>
- 「クラウン独和辞典」(三省堂)を薦めますが、各自昨年使った辞書を持参して下さい。
- <オフィスアワー>
- 月曜日9:15〜15:00及び木曜日13:00〜14:50。
- <学生へのメッセージ>
- クラスの人数が多い場合は、2〜3人のグループで協力しながら授業をうけてもらいます。一人で考えず、友だちと一緒に考えながら勉強して下さい。そして分からなくなったら必ず質問して下さい。また受講者の要望に応じて難易度、方向性(文法、会話など)を変えていきます。初回の授業でアンケートを書いてもらいますので、この授業で何をやりたいかはっきりさせてから臨んで下さい。
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