2010年度工学院大学 第1部応用化学科

有機化学III(Organic Chemistry III)[2156]

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2単位
安井 英子 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
有機化学の重要な一分野であるカルボニル基の化学について学ぶ。それぞれの合成、反応を学ぶなかで互いの関連性に気付き、各自の頭の中で体系を確立して欲しい。

<授業計画及び準備学習>
1回目 カルボニル基の化学
2回目 アルデヒドとケトンの合成
3〜5回目 アルデヒドとケトンの求核付加反応
6〜8回目 カルボン酸とその誘導体の化学
9回目 ケトーエノール互変異性、エノールの反応性
10回目 エノラートイオンの反応性
11回目 マロン酸エステル合成
12回目 アルドール反応、アルドール縮合
13〜14回目 Claisen縮合、Dieckmann縮合(環化)、Michael反応
15回目 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
講義時に行う小テストおよび定期試験の結果を総合的に判断して評価する。

<教科書>
マクマリー有機化学概説 第6版(東京化学同人)

<参考書>
マクマリー有機化学(中)(東京化学同人)

<オフィスアワー>
講義の際に指示する。

<学生へのメッセージ>
似たような構造の化合物がたくさんでてくるので混乱するかもしれませんが、それぞれの化合物の官能基を意識し、どのグループに属するのか、そのグループの特徴は何かを考えながら学んで下さい。また、反応機構は自分の手で書かなくては身につきません。紙と鉛筆を片手に予習・復習に励んで下さい。

 

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