2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科

分離工学II(Separation Processes II)[5B08]

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2単位
溝口 健作 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
分離工学IIでは、微粒子を対象とした機械的単位操作を扱う。この操作は、固体―液体、固体ー気体系の広い分野に関連し、環境保全技術と密接な関係を持つ。はじめに、微粒子と環境保全の関係、微粒子の特性を解説し、その上で各単位操作の解説と計算を行う。達成目標は、微粒子の特性把握と、各単位操作の概念・計算法の把握である。

<授業計画及び準備学習>
第1週 環境保全技術と微粒子の関係
第2週 微粒子工学の基礎
第3週 微粒子分離の概要、ミニテスト
第4週 分級の概要と計算1
第5週 分級の概要と計算2
第6週 沈降分離の概要と計算1、ミニテスト
第7週 沈降分離の概要と計算2
第8週 中間試験
第9週 遠心沈降・遠心分離の概要と計算
第10週 濾過の概要と計算1
第11週 濾過の概要と計算2
第12週 濾過の概要と計算3、ミニテスト
第13週 脱水の概要と計算
第14週 集塵の概要と計算
第15週 学習成果の確認(期末試験)

<成績評価方法及び水準>
中間、期末試験を含む全授業回数の2/3以上の出席者を成績評価の対象とする。成績は、中間試験30%、期末試験40%、ミニテストおよびレポートの結果を30%で計算し、60点以上を合格とする。 中間試験、期末試験はそれぞれ100点満点を30点、40点に換算。

<参考書>
「化学工学演習」第2版、藤田重文編(東京化学同人)ISBN978-4-8079-0028-2

<オフィスアワー>
金曜日 12:20-13:00 非常勤講師室で受け付ける。

<学生へのメッセージ>
化学工学は環境保全のためのキーテクノロジーであり、分離工学II(機械的単位操作)はその中心科目の一つである。困難な環境問題解決のために、しっかり地力をつけていただきたい。

 

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