2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科

移動現象II(Transport Phenomena II)[5B07]

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2単位
上山 惟一 特別専任教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
まず、物質移動に関する移動現象のイメージをつかむこと。次に、運動量の移動現象(流体内の力のバランス式に相当し、流速分布の基礎式を与える)と熱の移動現象(温度分布の基礎式を与える)との相似性を理解する。後半では、物質移動を利用する吸収操作を例として実用装置についての基本を学ぶとともに、物質移動現象を大きく概観する。

<授業計画及び準備学習>
1.Fick の法則(拡散現象の解説)
2.物質移動収支式(基礎式の導出)
3.物質移動収支式(種々の問題例の解説)
4.熱移動収支式(種々の問題例の解説)
5.運動量輸送の収支式(層流)
6.運動量輸送の収支式(乱流)
7.移動現象概観(種々の相関式の提示と解説)
8.中間試験
9.吸収(操作・装置概説)
10.吸収(装置設計法)
11.移動現象の相似則(アナロジー)のまとめ
12.定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験(60点満点)と中間試験(40点満点)を合わせて60点以上を合格とする。定期試験受験資格は講義出席率75%以上とする。

<教科書>
なし。

<参考書>
「新しい化学工学」化学工学教育研究会編 産業図書

<オフィスアワー>
メールで約束の上対応する。
E-mail:ueyama@kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
演習問題を出来るだけ沢山解くこと。それが出来れば講義内容が身に付き、使える道具になります。

 

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