2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科

日本の企業経営(Japanese Business Management)[4C11]

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2単位
風間 信隆 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
我が国では現代企業は株式会社形態をとって経営活動を展開している。この授業では我が国の代表的な株式会社の企業形態論的特徴を学ぶとともに,コーポレート・ガバナンス問題を国際比較の視点から学ぶことにより,我が国における企業経営の深い理解が可能となる。
 この授業では我が国の株式会社の企業形態論的特徴とコーポレート・ガバナンスを学ぶが,とくに日本とこれまで極めて類似してきたドイツ企業のコーポレート・ガバナンスの変化に力点を置いて考察する。この国際比較を通してより鮮明に我が国における企業経営の特徴を捉えることができる。
 また近年の日本企業の企業再編と組織再編を理解するために,企業合併と買収(M&A),カンパニー制,持ち株会社についても検討を行う。

<授業計画及び準備学習>
第1回:企業と社会
第2回:現代企業の営利原則−営利性と社会性の調和−
第3回:企業の基礎概念
第4回:資本主義企業形態の展開
第5回:株式会社の企業形態論的特質−株式制度−
第6回:株式会社の企業形態論的特質−専門経営者の登場と経営者支配
第7回:株式会社の企業形態論的特質−会社機関
第8回:企業統治の国際比較−日本−
第9回:企業統治の国際比較−米国−
第10回:企業統治の国際比較−ドイツ−(1) 
第11回:企業統治の国際比較−ドイツ−(2)
第12回:企業の合併・買収(M&A)と企業間提携(1)
第13回:企業の合併・買収(M&A)と企業間提携(2)
第14回:まとめ
第15回:試験

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験(60%)とリポートによる判定(40%)により成績評価を行う。総合得点の60点以上を合格とする。

<教科書>
海道ノブチカ・風間信隆編著『コーポレート・ガバナンスと経営学』ミネルヴァ書房,2009年。

<オフィスアワー>
木曜日の3時限目と4時限目の間の休憩時間に授業の部教室で対応する。

 

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