2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科
量子力学(Quantum Mechanics)[4A08]
2単位 岡村 浩 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 量子力学は,現代物理学及び化学の基礎である。特に現代の化学は量子力学なしには考えられない。
ナノ・テクノロジー、物性論、原子力、量子コンピュータ、宇宙論、素粒子論に通じる夢の多い学問である。 上記についての基本的な問題について理解することを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. はじめに:アインシュタインの疑問
2. 電子とはなにか(1)プランク、アインシュタイン、ボーア、 3. 電子とはなにか(2)ボーアの水素原子模型と量子力学の成立 4. 自由粒子のシュレーディンガー方程式(1)書く。 5. 自由粒子のシュレーディンガー方程式(2)解く。 6. 井戸型ポテンシャル(1)無限に深い場合 7. 井戸型ポテンシャル(2)有限の深さの場合 8. 水素原子(1)1s状態 9. 水素原子(2)2p状態など 10.調和振動子 11.トンネル効果 12.光子の裁判 13.まとめ 14.演習 15.宇宙と素粒子
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験により評価する。60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 適宜プリントを配布する。
- <参考書>
- 量子力学の参考書はきわめて多い。
自分にあったものを探すこと。
- <オフィスアワー>
- 木曜日4限
電子メール(ft92043@ns.kogakuin.ac.jp)で予約すること。
- <学生へのメッセージ>
- 講義内容は下記のホームページに公開してある。
復習をきちんと行うこと。
- <備考>
- 出席不良の場合、追試験再試験の受験を認めない。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft92043/kougi/qm/index.html
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