2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科

情報システム演習(Computational Exercises)[2C09]

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2単位
茅野  昭 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
工学を学ぶものとして工場の設計は極めて重要であり、複雑である。一つの因子が変わる度に全領域に及ぼす影響は多大であり、ここにコンピューターの道具が十分に発揮できる。その道具を武器として利用するための演習である。また情報教育の流れとして、4年次における教育研究に必要な内容と社会に出てニーズがあるエクセル、ワード、パワーポイントをVBとともに学び、画像処理、ホームページなどもより深い理解を目標としている。

<授業計画及び準備学習>
1週―1、 ガイダンス及びシステムの紹介及び大学インストールソフトの操作方法
1週―2、ActiveMail 使い方について(携帯との連携、オプションの設定)
  Google検索について(文献検索、そのほかのサーチ方法)
  PaintShopProの使い方について(画像処理についての操作方法1)
2週目―1、物質の状態定数、データ−ベースの作成
物性定数の推算法(PVT、粘度、密度、比熱などの基本etc)
  液密度、融点、沸点、臨界定数、偏心因子のデータベースの作成
      ファイルの入出力、プログラムの流れとプログラムの基礎
2週目―2、PaintShopProの使い方について(画像処理についての操作方法2)
     ホームページの作成1(HTML言語について)
3週目−1、PVTの関係、修正BWR式からのZ線図の作成、液体のPVT関係
3週目−2、エクセルデータ作成とエクセルによるグラフの作成
4週目−1、蒸気圧と蒸発潜熱の式化
4週目−2、、ホームページの作成2(CSSについて)
5週目−1、熱容量
5週目−2、ホームページの作成3(JavaScriptについて)  
6週目―1、水蒸気圧、純物質の蒸気圧、水の蒸発潜熱、溶液の蒸気圧
    2次の最小二乗法と非線形最小二乗法
      エクセルによる対数グラフ、多軸グラフ、多数のファイルデータのグラフ化
6週目―2、Wordの使い方1(一般的なWordの操作方法) 
7週目―1、気体の熱容量、気体の定圧熱容量の計算、高圧気体の熱容量、液体、固体の熱容量
      N次の最小二乗法による式化とデーターの補正、修正。 等差分方程式の利用
7週目―2、Wordの使い方2(一般的なWordの操作方法) 
8週目―1、蒸気圧と蒸発潜熱の式化
8週目―2、Wordの使い方3(数式処理などの機能) 
9週目―1、エンタルピー、エントロピーの推算、熱力学線図の作成
    ガウス・ルジャンドルの積分とシンプソンによる積分
9週目―2、JobStationのデータ検索
10週目―1、2成分系気液平衡曲線
     Wilson式を用いて低圧、高圧の気液平衡の気液平衡曲線作成
     2成分系連続精留塔の理論棚段数(McCabe-Thiele法)の計算プログラム
10週目―2、エクセルVBA1(ユーザーフォームについて)
11週目―1 化学平衡と反応熱の計算:平衡定数の温度依存、平衡組成
11週目―2、エクセルVBA2(イベントについて)
12週目―1、界面張力の推算:純液体の界面張力と推算
12週目―2、粘度の推算:気体、液体の粘度の推算。混合粘度の推算
13週目―1、熱伝導率:気体、液体、固体の熱伝導率、混合気体の熱伝導率、熱伝導率の推算
13週目―2、拡散係数:気相、液相の拡散係数の推算
14週目―1、ポンプの動力計算
14週目―2、円管内の速度分布:ニュートン流体、粘弾性流体、塑性流体の速度分布
       エクセルによる分布図作成
15週目―1、配管の選択:一般配管用ガス鋼管の選択
       複数のファイルの同時オープン入力と出力、if判断による試行錯誤法
15週目―2、管の摩擦係数:種々の形をした管内のレイノルズ数と管の摩擦係数
      ニュートンの近似による求根、ポンプの動力計算

<成績評価方法及び水準>
毎週の提出物で評価を行い60点以上を合格とする。

<教科書>
授業前にプリントを配布します。

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
メールでの受け付けは随時に行います。
bt65106@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
情報システム演習は慣れの科目であり、復習を常に行うことによって十分に習得できる
 科目である。VBがなくても、予習、復習ができるようにエクセルのVBAも理解に
 努めてください。

<参考ホームページアドレス>
ttp://www.ns.kogakuin.ac.jp

 

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