2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科
環境法規(Environmental Regulations)[1D05]
2単位 木村 隆 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 本講座では、化学装置の建設や運転に伴う環境への影響と、その管理を目的とした各種環境規制について総合的に理解する。また、これら規制のもととなった事故などの経験と、対象業務を遂行する上で必要となる行政上の資格を取得するための実用知識を習得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.化学装置の運転による環境影響と事故の社会的影響 4月12日
2.環境規制の概要と環境基本法 4月19日 3.大気汚染防止法 4月26日 4.水質汚濁防止法 5月10日 [ 休講予定 5月17日 ] 5.ダイオキシン対策特別措置法 5月24日 6.労働安全衛生法とアスベスト規制 5月31日 7.土壌汚染対策法 6月 7 日 8.海洋汚染防止法、騒音・振動規制法 6月14日 9.化学物質の毒性 6月21日 10.化学物質管理法と化学物質審査法 6月28日 11.廃棄物処理法とリサイクル法 7月 5 日 12.エネルギー管理法と地球温暖化対策 7月12日 13.期末レポート提出 7月12日出題、7月26日提出期限 第3回、6回、9回の講義後に簡単な自習課題を出題するので次回報告を提出する。
- <成績評価方法及び水準>
- 各回の講義後に実施する理解度の小テストや3回の自習報告の正解(基本的間違いがないもの)が計9回以上あり、かつ、期末レポート(複数の課題から選択)の得点が60点以上であること。
- <教科書>
- 各回にプリントを配布し教材とする。
- <オフィスアワー>
- 各回の講義後15分間、非常勤控え室
電子メールでの質問先:tykimura@lapis.plala.or.jp
- <学生へのメッセージ>
- 凡ゆる産業は、有用な製品の提供などで社会に貢献する半面、何らかの影響を環境に与える。産業革命以降数多くの環境問題が起こり技術者はそれを逐一解決し技術が進歩してきた。化学装置の建設や運転においても同じで、先人の貴重な失敗の経験を生かすことは技術者の務めである.
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