2010年度工学院大学 第1部環境化学工学科

エネルギー化学工学(Recent Advancements in Energy Conversion Technologies and Devices)[1C07]

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2単位
並木 則和 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 もし世界から今石油・石炭など化石エネルギーがなくなってしまったら,我々人類は生きていけない。近年,世界のエネルギー消費量は急速に進んでおり,石油資源の枯渇も現実味を帯びている。それに対して,石油に代わるいわゆる代替エネルギーの開発はかなり進んでいるが,まだ十分とは言えない。したがって,今エネルギーに関して科学技術者が真剣に取り組まなければならない問題は
(1) 省エネルギー
(2) 自然エネルギーの活用
(3) エネルギーのクリーン利用
ということになる。この授業では上記(1),(2),(3)の念頭に,各エネルギーに関する具体的な技術について,熱力学の基礎知識を復習しながらその原理から説明し,諸君が将来人類を救うエネルギー技術を開発するための基礎を与える。

<授業計画及び準備学習>
1.エネルギー化学工学の定義とエネルギーの使用と環境問題
  準備学習:2年生の「プロセス熱力学」の基本法則を復習しておくこと。
2.エネルギーの表示と分類
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
3.各エネルギー資源とその特徴
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
4.エネルギー変換
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
5.熱力学の法則
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
6.ブレイトンサイクルとランキンサイクル
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
7.化石燃料発電の高効率化
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
8.中間試験
  準備学習:前半の小テストの問題を再度自ら解答し,中間試験に向けて総合的な復習を行うこと。
9.原子力エネルギー
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
10.核融合エネルギー
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
11.太陽エネルギー
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
12.自然エネルギー(水力・風力)
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
13.自然エネルギー(地熱・海洋)
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
14.省エネルギーとヒートポンプ
  準備学習:小テストの問題を再度自ら解答すること。
15.定期試験
  準備学習:中間試験およびそれ以降小テストの総合的な復習を行うこと。

<成績評価方法及び水準>
1.出席:出席は聴講して質問や講義をすることが大切である。講義の最後に出席および授業理解の確認を兼ねた小テスト(関数電卓を忘れずに!)を行う。
2.試験:エネルギー工学の基礎的な理解度を見る試験を行う。
 中間試験(50/190)と定期試験(100/190),小テスト(20/190),ノート点(20/190)の得点を総合して,100点満点中60点以上を合格とする。

<教科書>
「エネルギー環境学」濱川圭弘(オーム社),随時補助プリントを配布する。

<オフィスアワー>
事前に電子メールにて連絡を取ること。
八王子研究室(12号館207号室,内線3345):火,水,木,金,土(10:00〜17:00)
新宿研究室(19階1975室,内線2527):月(10:00〜17:00)
E-mail: nnamiki@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
ノートの提出を学期末に求める予定なので,常にノートを持参して日頃のノートづくりに心がけること。

 

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