2010年度工学院大学 第1部機械システム工学科

環境と経済(Environment and Economy)[1307]

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2単位
平岩 幸弘 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人間社会における「経済」活動は、必ず「環境」への影響を伴います。この両者は不可分であり、その関係は近年ますます多様化・複雑化しています。人類が“維持可能な経済社会”を実現するためには、環境問題を解決しつつ、同時に、経済・産業を適切に発展させていかなければなりません。本講義では、具体的事例をもとにして「環境と経済」の多様かつ複雑な関係を概観していきます。

<授業計画及び準備学習>
1. イントロダクション:「環境」と「経済」の関係について
2. 環境問題の多様性と経済成長との関係
3. 公害問題 (1)水俣病を中心に
4. 公害問題 (2)なぜ公害が発生したのか
5. 公害問題 (3)公害はまだ終っていない
6. 地球温暖化問題 (1)概論
7. 地球温暖化問題 (2)京都議定書
8. 地球温暖化問題 (3)京都メカニズム
9. 企業と環境ビジネス (1)成長する環境ビジネス市場
10. 企業と環境ビジネス(2)環境報告書を読む
11. 廃棄物とリサイクル (1)リサイクルの考え方
12. 廃棄物とリサイクル (2)自動車のリサイクル
13. 廃棄物とリサイクル (3)リサイクルの国際化
14. 維持可能な社会へ向けて
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
期末試験:60%、中間レポート(数回):40%で評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
講義中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
講義終了後、教室および教員控え室にて。

 

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