2010年度工学院大学 第1部機械工学科

機械製図法(Mechanical Drawing Method)[5101]

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2単位
佐藤 貞雄 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
平面図形(用器画)の基本作図法及び第1角法、第3角法による投影図法について学習した後、JIS機械製図法に基づく製図の基本を修得する.
具体的な達成目標は:
1) 平面図形の基本作図法を習得する.
2) 第1角法、第3角法による投影図を理解し、立体物の2次元平面への展開図法を習得する.
3) 各種線の使い方、記号の意味およびそれらの表示法を習得する.
4) ボルト・ナットの規格と正画法、略画法による製図法とその規則を習得する.
5) 2年次の機械製図A,Bに繋がる基礎知識を身に付ける.

<授業計画及び準備学習>
1.平面図形(用器画)の作図法、(4〜5週)
 1)直線の一端に垂線を立てる、円弧と直線を繋ぐ、角の等分と移動、三角形に内接・外接する円.
 2)定点を通る曲線、正多角形(5,7,9角形)、正方形に等面積な円.
 3)円弧の直延、円周、半円周の直延、円錐曲線(放物線、楕円、双曲線). 
 4)インボリュートおよびサイクロイド曲線.

2.投影図法(3〜4週)
 1)投影図の種類と投影法、透視投影図、平行投影図
 2)正投影図、第1、3角法による投影図法、投影面の呼称と展開、
 3)第1角法による点、線、面、立体の投影図.
 4)第3角法による正四角錐、三角錐、円柱、円筒、球、円錐台及びその他の投影図.
 5)VTRによる「投影図法」の復習.

3.JISによる機械製図の基礎(5〜6週)
 1)図面の現尺、縮尺および倍尺、線の種類と用法、おねじとめねじの各部呼称と表示法.
 2)メートルねじ(ボルト・ナット)の規格と正画法、略画法による製図.
 3)ボルト・ナットのサイズの呼称と記号表示、完全・不完全ねじ部の表示法.
 4)組み合わされたボルト・ナットの製図法.
 5)ねじの等級、仕上げ記号、許容寸法公差の表示法.
 6)ボルト・ナットの製図法
 7)材料の記号による表示法
 8)VTRによる「中級JIS機械製図法」の復習.
4.期末試験

<成績評価方法及び水準>
成績は期末試験80%、授業中の演習、宿題20%の合計60点以上を合格とする。 平面図形の作図法、第一角法、三角法による投影図と初級JIS機械製図法が理解できること.







<教科書>
佐藤(貞)作成:テキスト「機械製図法」を生協売店にて求めて下さい.授業はこのテキストを中心にパワーポイント、模型サンプル及び板書により行なう.

<参考書>
特に指定しない

<オフィスアワー>
八王子校舎(12-103号室)の来室は随時可、ただし、次により在室日時を確認して下さい
内線3518、TEL(直通)042-628-4459、e-mail:at76030@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
この授業を履修する人は必ず三角定規、コンパスを持参すること.また平面図形(用器画)の講義は電子教材(動画による作図))と板書によって行なう。授業中にノートを取れなかった箇所(平面図学のみ)は学内PCのネット上で見れるようになっているからテキストと併せて参考にしで下さい

 

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