2009年度工学院大学 学芸員課程科目
○教育原論(Principles of Education)[9014]
4単位 久保田 英助 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 今日の教育の現場は、さまざまな問題や課題を抱えています。学力・学習意欲の「低下」、授業崩壊、いじめ。教師はこうした問題のすべてに立ち向かっていかなくてはなりません。ますます複雑化する国際社会の中で、子どもたちには自分で考え、自分らしく生きる力を身につけさせなくてはなりません。したがって、教師とは、いかなる職業にも増して、専門的な技術とともに、優れた人間性と豊富な教養を身につけたスペシャリストである必要があるのです。この授業では、教員となるうえでの基礎知識を習得するとともに、教員としての意欲や責任感、そしてコミュニケーション能力の向上を目指します。
- <授業計画及び準備学習>
- <授業計画>
1.自己紹介:なぜ教師を目指すのか 2.教育とは何か:人間とは 3.教育とは何か:発達とは 4.教育とは何か:教育とは 5.学校とは何か:なぜ学校が必要になったのか 6.学校とは何か:日本の学校の歴史《戦前》 7.学校とは何か:日本の学校の歴史《戦後》 8.学力を育てるために 9.心と身体を育てるために 10.よりよく学ばせ、教えるために 11.教育評価 12. 修了認定・入学試験 13.プレゼンテーションの準備:自らの理想の教育・教師像を表現する 14.プレゼンテーションの実践:第1グループ 15.プレゼンテーションの実践:第2グループ 〔前期終了〕 16. 授業を作る:教材の発掘から授業作りへ 17. 授業を作る:総合的な学習の時間の活用 18.教師の仕事:教師とは何か 19. 教師の仕事:学校経営 20.教師の仕事:授業作り 21.青年期の課題と教育 22.生涯学習 23.憲法・教育基本法 24.子どもの権利条約 25.子どもをめぐるさまざまな問題 26.全体のまとめ・補足 27.ディベート:その意義と方法、グループワーク 28.ディベート:第1グループ 29.ディベート:第2グループ 30. 最終試験 〔後期終了〕
- <成績評価方法及び水準>
- (1)プレゼンテーションの評価 20%
(2)ディベートへの参加の程度 20% (3)最終試験 60%
- <教科書>
- 田嶋一 他『新版 やさしい教育原理』有斐閣アルマ、2007年
- <オフィスアワー>
- 授業時間中のみ
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