2009年度工学院大学 教職課程科目

教育方法論(Teaching Method)[9531]

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2単位
豊福 晋平 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
教育方法は授業場面における実践的技術的原理を追究する学である。講義では、教育方法学の歴史的背景から近現代教育システムを構成する様々な要素について考察する。また、情報社会のメディアや生活環境を前提とした新しいリテラシーのありかたについて議論するとともに、具体的実践プロジェクトのケーススタディを通じて、その教育方法を検討する。
達成目標としては次の2点をあげる。
1)現代教育システムの構成要素について、教育方法の視点からその意義と課題を指摘できること
2)時代の変化に伴って求められる新しいリテラシーとその教育方法について理解し、具体的プランニングが可能であること

<授業計画及び準備学習>
#1オリエンテーション
 教育方法の定義
#2〜4[教育方法学の歴史]
 近代以前の教育方法
 国家主義の教育学
 子供中心主義・効率主義の教育学
 単元学習の諸類型
 行動科学の教育技術・認知理論と教授理論
#5〜6[日本の授業と授業研究]
 授業の成立と制度化
 授業研究と教職研究
#7〜9[情報化と教育方法]
  ICTを利活用した授業展開
  情報社会とリテラシーの再定義
  PISA型読解力の育成
#10〜13[協働学習の形態]
  コミュニティと子供の参画・協働学習
  ワークショップ実践
  ディベート・ファシリティグラフィックス
  Project Based Learning
#14[事例検討と企画立案]
#15学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
試験結果70%、講義期間中の提出物20%、発表10%をもって評価し、60点以上を合格とする。5回以上欠席した場合は履修放棄とみなし成績評価は行わない。

<参考書>
「教育方法」 佐藤学著 岩波テキストブック(岩波出版)
「駄菓子屋楽校」 松田道雄著(新評論)
「子どもの参画―コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際」ロジャー・ハート著(萌文社)

<オフィスアワー>
木曜日5限目講義終了後20分、新宿キャンパス12階講師室にて。メールでも対応可。

<参考ホームページアドレス>
http://www.i-learn.jp/

 

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