2009年度工学院大学 教職課程科目

教育実習指導(Preparation of Teaching Practice)[9402]

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1単位
幡野 龍一 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 教育基本法改正と、それに続く学校教育法等の改正、教育再生会議の答申、国際調査等の動向、中央教育審議会の答申、そして、新学習指導要領が告示されました。学校も確実に変わってきています。いじめ、不登校、児童・生徒の非行等、問題行動の克服に取り組みながら、学校をめぐる社会の動きに遅れることなく、「生きる力」を育む「授業改善」「道徳教育の充実」等、変化に十分対応できる教員を育成したい。

<授業計画及び準備学習>
第 1回 教育実習の意義と課題
     教育実習の目的・意義・内容・方法
第 2回 教育実習の意義と課題
     教育実習の心構え、実践研究としての視点
第 3回 学校の教育課程編成の工夫とその見方
     新教育課程のねらい、「教育の基調の転換」を求める政財界からの社会的要請
     基礎・基本の確実な定着をはかること
第 4回 学校の教育課程編成の工夫とその見方
     個性を生かす教育の充実をはかること
     「生きる力」の育成と道徳教育の新しい展開
第 5回 最近の生徒の理解と指導
     最近の生徒の状況、発達課題と教師の目、生徒理解とコミュニケーション
第 6回 最近の生徒の理解と指導
     特別な教育ニーズをもつ生徒、学校教育相談とスクール・カウンセラー
第 7回 授業観察の着眼点と方法
     「観察」の意識化と広い視野、《観察》の場面と着眼点と方法
第 8回 教科指導への取り組み方
     授業づくりの原則と方法、実践授業の課題、学習指導案
第 9回 教科外指導の観察と参加
     学習指導要領改訂の背景、「特別活動」の改善点、
     学級活動(ホームルーム)への参加、生徒会と行事
第10回 教科外指導の観察と参加
     教科外活動における心構え、部活の観察と参加、道徳の授業
第11回 事後指導と研究レポートの作成
     実習で学べたことの整理と考察、実習成果の反省・客観化と評価
     研究レポートの作成、実践的研究のさらなる発展
第12回 学校の運営・教職員と近年の動き
     学校の設置と編成、学校の運営と管理
第13回 学校の運営・教職員と近年の動き
     学校の運営への子ども・親・地域の参加、学校選択と新しい学校形態
第14回 関係法規
     漢字・言葉チェック・関係法規

<成績評価方法及び水準>
 小論文テスト等を実施し、授業の参加状況と併せて、60点以上を合格とする。

<教科書>
柴田義松・木内 剛『教育実習ハンドブック』(学文社)

<参考書>
 中学校学習指導要領  (文部科学省)
 高等学校学習指導要領 (文部科学省)
 工学院大学 教育実習録 (工学院大学教職課程)

<オフィスアワー>
 土曜日二部1時限目の授業終了後20分間。これ以後、あるいはそれ以外でも対応可。
新宿キャンパス12階講師室。

<学生へのメッセージ>
 「教育実習をさせていただく」という意識を常に持っていて下さい。受け入れる学校では、通常の授業が中断されるだけでなく、お世話して下さる関係の教員の皆様に、校務多忙な中でさらに負担をおかけするということを十分に自覚して下さい。実習生といえども、生徒への影響は正規の教員と何ら変わるところはありません。事前の準備を怠らず、誠意と熱意で責任を全うして下さい。そのための授業です。

 

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