2009年度工学院大学 第2部建築学科

比較文化論B(Comparative Culture B)[3608]

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2単位
榎本 淳一 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本年度の「比較文化論B」においては、日本文化と外国文化、現代の文化と過去の文化を対比することにより、現代の日本文化の特質について考える。異文化理解の前提として、自らの文化を相対的に捉える見方を身につけることを目的とする。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス]授業方針・内容と成績評価方法・水準、課題レポートについて説明する。
第2週 [文字の文化史]無文字社会と文字社会の文化の違いについてを学ぶ。
第3週 [ヒゲの文化史]ヒゲから見る時代毎の文化の違いについて学ぶ。
第4週 [犬の文化史]人間がもっとも早く家畜化したという犬をめぐる文化の違いについて学ぶ。
第5週 [中国文化と日本文化]似て非なる両国の文化の関係について学ぶ。
第6週 [差別と平等]差別と平等に関する誤解を解き、差別の意味について学ぶ。
第7週 [安全の文化史]治安のよい社会と治安の悪い社会の違いは何かについて学ぶ。
第8週 [類話の文化史]世界中に存在する類話の意味について学ぶ。
第9週 [心と身体の文化史]心と身体はどう捉えられてきたか、その捉え方の違いについて学ぶ。
第10週 [禁忌(タブー)の文化史]禁忌のもった文化的な意味について学ぶ。
第11週 [宴会の文化史]世界の宴会文化の違いについて学ぶ。
第12週 [幕末・明治期の日本]外国人の見た近代以前の日本文化について学ぶ。
第13週 [1989年]今から20年前の日本はどんな時代だったのか、現在に至る変化について学ぶ。
第14週 [まとめ]授業の総括とレポートの講評を行う。
第15週 [学習成果の確認(試験)]

<成績評価方法及び水準>
授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(5割)、課題レポート(5割)に授業中の小レポート(授業に対する感想・意見・質問を毎回書いてもらう)を加えて総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法及び水準については、第1回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
必要に応じて、授業中に指示する。

<オフィスアワー>
水曜日 19:40〜20:00 新宿校舎27階2744室
または、授業前後の休み時間

<学生へのメッセージ>
この科目は、隔年開講科目です。つまり、今年度は開講しますが、来年度は開講されません。
この科目の履修を考えている方は、計画的に履修して下さい。

 

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