2009年度工学院大学 第2部建築学科

政治学B(Political Science B)[3714]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
榎澤 幸広 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
我々は選挙に一票投じる時、どのような情報を元にその人を選択すると判断しているでしょうか?あまり情報を集めず自分自身の視点で判断しているということはないでしょうか?あるいは、よく考えず、候補者がかっこいいからとか(はたまた美人だからとか)、短いフレーズでおもしろいことを言うからという理由で判断してはいないでしょうか?・・・・・・
 このように、「?」マークばっかりでうんざりしたかもしれませんが、我々の視点はよくよく考えてみれば、結局のところ、偏った視点が多いようにも感じます(違うよ〜と言ってくれる人が多いと嬉しいのですが・・・)。
 そこで、この講義では、多様な視点を身につけるとまではいえませんが、それのきっかけとして、自分の住んでいる地域や境遇とは異なる視点から、日本の政治について考えていきたいと思います。この講義を通じて、別の地域や少数者の歴史、日本との関係、そして彼らの視点を知ることによって、皆さんが一票投じる際にも、深く考察した上での“重い一票”を投じることができるようになればと思います。

<授業計画及び準備学習>
以下のテーマを扱います(3の各項目については、それぞれ2〜3回行ないます)。
1.我々と政治の係わり合い
 (1)日常生活と政治
 (2)社会と政治
 (3)国際社会と政治
2.「日本」とは何か?「日本人」とは?
3.辺境から日本の政治を眺める
 (1)沖縄
 (2)北海道
 (3)伊豆諸島・小笠原諸島
 (4)少数者の視点から
4.総括

<成績評価方法及び水準>

成績評価方法は、受講者数に応じて、変更の可能性がありますが、基本的に、確認テストと定期試験期間内のテストで評価します。その中でも定期試験期間内のテストを重視します。確認テストは、定期試験期間内のテストが50点台の赤点の者に対して補助点がわりになるものと思って下さい。

<教科書>
特に指定しません。

<参考書>
講義中に紹介します。

<オフィスアワー>
講義開始1時間前に非常勤講師室か、講義終了後、教室にて。

<学生へのメッセージ>
政治学についての知識がなくても構いません。できる限り、入門的な話をしたいと思います。ただし、二つふまえてほしいことがあります。第一に、新聞・ニュースなどに関心を持ってほしいことです。講義では、皆さんに理解してもらえるように、事例をたくさん使いますので、このことを実践して下さい。第二に、様々な視点を身に付けようと努力すること。自己本位の視点だけでは、考え方が偏る恐れがあります。ですので、私が自分の意見とは違うことを言っている場合や知らないことを身に付けることも、自分の幅を広げることだと思って、受講して下さい。

<備考>
講義の初回は、講義の進行方法や成績評価方法などについて、具体的に話し合いをしますので、必ず参加して下さい。また、皆さんが知っておいた方がよい事例などが、講義期間中に出てくる場合もあります。その時は、その事例を優先させるので、講義の進行が変更になる場合もある点ふまえておいて下さい。また、皆さんの関心あるテーマ・事例を積極的に取り扱おうと考えていますので、考えておいて下さい。初回にアンケートをとります。

 

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