2009年度工学院大学 第2部建築学科

化学I(Chemistry I)[6503]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
松田 義尚 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
現代の技術は、化学の発展によって支えられている。材料、素材を考える上で、化学の考え方が不可欠である。この講義は、はじめて化学に出会う学生も対象として、より広い分野のより進んだ化学を理解できるようにする。達成目標を下に示す。1)物質の成り立ちを実感できるようにする。2)原子の性質を構造を基礎として理解する。3)化学結合を分類し説明できる。4)分子の構造や性質を定性的に説明できる。5)化学変化を反応式によって表現する。6)化学反応に関する簡単な化学計算ができる。7)ミクロな分子とマクロな物質の関連を説明できる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス         
 ノートの取り方と復習について
 化学とは何か
 なぜ化学を学ぶか
2.化学を動かす基礎的事項   
 静電力,
 温度エネルギー
 三態と物質の見方
3.物質の成り立ちと分類    
 混合物と純物質
 単体と化合物
 分離と分解
4.原子構造          
 1電子原子
 電子のエネルギーと軌道
 基底状態と励起状態
5.多電子原子
 電子間相互作用
 電子配置
 周期表
6.元素の性質     
 イオン化ポテンシャル
 電子親和力
 電気陰性度
7.中間のまとめ
8.共有結合と分子間力
9.イオン結合と金属結合
10.物質の三態と相変化,(液体,溶液,固体)
11.理想気体の状態方程式と実在気体
12.化学反応と量論
13.酸と塩基
14.酸化と還元.

<成績評価方法及び水準>
 指定した課題についてのレポート(100点)で評価し、60点以上を合格とする。授業時間に課した課題についてのレポートの内容が十分と認められる場合には、10点満点で評価して加点する。

<教科書>
プリントを配布する。

<オフィスアワー>
授業の前後に講師室に在室しているとき。土曜日15時から16時(講師室)。

<学生へのメッセージ>
「分子の気持ちがわかる」この言葉の意味を前期の間に理解できるようにしてください。
化学の考え方を理解すれば、暗記する必要はありません。
常に論理的に考えることが重要です。解るまで質問してください。
どのような質問も、「よい質問」だと考えています。

 

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