2009年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

人工知能(Artificial Intelligence)[1F76]

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2単位
淀川 英司 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
計算機科学の主要な課題の一つである人工知能について、その論理的手法の基礎を解説し、計算機の可能性と限界について理解を深めることをねらいとする。
以下に、具体的な達成目標を示す。
(1)問題解決のための探索と計画、述語論理による推論など、人工知能をコンピュータで実現するのに必要な基礎理論を理解し、その理論を使うことができるようになること。
(2)エキスパートシステムの基礎である知識の表現と利用について習得し、エキスパートシステムの基本ツールがどのようなものであるかを理解し、それを使うことができるようになること。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [人間知能と人工知能]
第2週 [問題の表現]
第3週 [問題解決のための探索、基本的な探索法]
第4週 [知識を用いない探索、最適解の探索]
第5週 [問題の分解とAND/ORグラフ]
第6週 [AND/ORグラフの探索]
第7週 [ゲームの手の決定]
第8週 [計画、一般問題解決システム(General Problem Solver:GPS)]
第9週 [複数の目標の干渉、階層的計画]
第10週 [述語論理による推論]
第11週 [知識工学、知識の表現と利用]
第12週 [プロダクションシステム、フレーム、黒板モデル]
第13週 [エキスパートシステム]
第14週 [人工知能の将来展望]
第15週 [学習成果の確認(レポート課題作成)]

<成績評価方法及び水準>
レポートと授業への出席状況で最終成績を評価する。60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
「人工知能の理論」(増補)、白井良明著、コロナ社

<オフィスアワー>
月曜日 17:30〜17:50 12階講師控室

 

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