2009年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

論理回路(Logical Circuits)[2G05]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
相部 範之 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
「論理回路」は携帯電話から宇宙ステーションまで, さまざまな電子機器の中で使わ
れている, 最も基本的な電子回路方式の一つです.
本講義ではブール代数の基礎から, FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いた
実動の回路までを解説し,
"0"と"1"という2つの数字だけで, 何故高度な算術演算や機械制御などを実現できる
のかについて, 理解を深めてもらうことがねらいです.

達成目標は, 基本概念を理解し, 論理演算, 論理圧縮ができ, 順序回路を含む基本的
な回路図が読めるようになること, とします.

<授業計画及び準備学習>
1.ディジタル回路とは何か?
2.ロジックICとFPGA
3.2進数演算の復習
4.組み合わせ回路1(論理ゲート, 標準形)
5.組み合わせ回路2(比較器, 加減算器)
6.順序回路1(時間の概念とクロック, フリップ・フロップ)
7.順序回路2(カウンタ)
8.同期回路と非同期回路
9.実回路の例1(チャタリング除去回路)
10.実回路の例2(PWM調光回路)
11.HDLとシミュレーション
12.最新技術動向
13.期末試験
14.FPGA-CAFE@新宿校舎(期末試験結果の考察と回路談義)

(※授業計画は進捗状況や理解度に応じて変更する場合があります.)

<成績評価方法及び水準>
レポート40%, 期末試験40%, 出席20%で評価する.

<教科書>
なし. パワーポイントを中心に用いて解説する.

<参考書>
ディジタル・システムの設計, 猪飼國夫, 本多中二共著, CQ出版社, 初版1990, 定価
2,913円(税別), ISBN4-7898-3049-7.

<オフィスアワー>
メールにて随時受付:susu@susutawari.org

<備考>
授業は勿論, 期末試験でもパソコン等持ち込み可とします.
解説で用いる, Xilinx社の ISE WebPACK をインストールしておくことを勧めます.
(ただしツールの使い方の詳細については授業では触れません.)

 

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